服部先生の主張だそうです。今の私の見てくれ。家柄なんかまったく関係なく今の地位を築いている。ということでしょうか。
私も「何で騒いでいるのか。ぜんぜん問題ないではないか。」といったメールを1通いただきました。
家柄偽装がそんなに大騒ぎするほどの大問題なのか?
大問題というからにはそれ相応の被害、損害、損失があるはず。
それを明確にしなければ読者を納得させることはできない。
というものです。
なぜ、友里は服部先生に対して「家柄偽装」が悪いと考えているのか、その方へ出した返信が当然跳ね返ってきましたのですが、以下にその骨子を書きまして私の考えを明確にしたいと思います。
「家柄偽装」というか「家柄詐称」ですが、仮に実害がなければいいのかといいますと、同じ「詐称」でも各議員が立候補する際の「学歴詐称」はどうなるのでしょうか。
民主党の古賀という人が、アメリカの大学を卒業と書いただけで辞任に追い込まれ、実質的には政治生命を断たれました。アメリカの大学(テニス留学?)を出ようが出まいが政治活動にはまったく関係なく、国民に被害、損害、実害はないですが、公人が「嘘」をつくことが許されないという観点から、立候補者の学歴詐称は厳しくなっています。
服部先生は専門学校とはいえ理事長、校長で教育者です。教育者たるものが日本では最も恥ずかしい「嘘」の一つと言われている「家柄詐称」をしていいものかどうか。
確かに直接の被害はないでしょうが、現在のマスコミ露出は、業界や巷の「家柄コンプレックス」を利用し、尊敬させた結果であると考えます。
そしてその露出によって、専門学校の宣伝効果は絶大なものとなり生徒は増え、コマーシャル、飲食店プロデュース、そして「食育利権」へと進んでいったと考えます。TVで共演した岸朝子さんがかなり驚いていたようですから周りの人たちへ相当吹聴していたと考えます。
この「家柄偽装」が大きな問題だと服部先生が考えているから、取材に弁護士を同伴させ、ハットリ食育倶楽部へ理論破壊したみっともない釈明文をファックスしていると私は考えます。本当に問題ないと思っているならば、このような行動はとらないでしょう。
水曜日発売の日刊ゲンダイでは、このファックスの写真付きで再びこの問題を取り上げておりました。