体制に取り入って役職渡り鳥か、伊藤滋さん

早大特命教授という肩書きだけでも違和感があった伊藤滋さん。なんと、慶應の客員教授にも就任しているようです。
八百長問題での記者会見での質疑応答を見る限り、とても

頭が切れる知的な人物

には見られなかったのですが、各大学の教授といっても本職はウィキによると

都市計画家

だとか。よく実態がわからない商売が本職のようです。
バブル時期、空間プロデューサーなる奇っ怪な肩書きが跋扈していましたが、この「都市計画家」も、お上に取り入って次々とポストを得て収入を増やし続ける

渡り鳥

の一種ではないか。彼の渡り鳥的人生を決定づける役職が

財団法人 社会安全研究財団 理事長

であります。

http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20100629/1277826414

財団名だけでは何をやっている法人かわかりませんが、早い話が

日本遊技機工業組合が作った警察OBの天下りが多い団体の理事長

なんですね。日本遊技機工業組合がどんな業界だかは皆さんでお調べ下さい。この財団のHPの「ご挨拶」や「あゆみ」を読んでいただければすぐわかるでしょう。

http://www.syaanken.or.jp/index2.html

私はこの日本遊技機工業組合自体を問題にしているのではありません。警察OB以外で、この財団の幹部への門戸が優秀な一般人に開かれているのか、を問題にしているのです。(聖心女子大の名誉教授も就任していました)
都市計画家(お上にベッタリでないとやっていけない職業のはず)が何でこの財団の理事長や相撲協会の特別調査委員会の座長に就任できるのか。
果たして伊藤滋氏の資質を考慮しての就任要請だったか多いに疑問があるのです。外資系会社にもよくあるこの

渡り鳥

人脈形成力(ジジイたらしの能力など)さえあれば、役職をたらい回しにして食ってけるシステムが日本にある限り(日本だけではないですけど)、まともに努力しても浮かばれる人は少ない。日本の将来は限りなく暗いと考えます。