一昨日だったか、作家の肩書きを持つ大下英治氏が新党古希、もとい、新党たちあがれ日本をTVで擁護しておりました。
この大下氏、政局などの場面で、政界の裏を知っているといった物知り顔で、自慢げな発言を繰り返しております。
昔(文春時代)は三越事件(岡田茂氏や竹久みち氏の三越私物化問題)などを取り上げたジャーナリストであったと思いますが、機を見るに敏な方なんでしょうか、美空ひばりに張り付いたことでTVなどマスコミに売れ、それに味をしめたのか最近は政治屋にへばり付いて伝記物を書きまくっています。
土井たか子、安倍晋太郎、武部勤、古賀誠、安倍晋三、小泉純一郎、平沼赳夫、小沢一郎、田中真紀子、田中角栄などのほか、ホリエモンや孫正義から民主党までとその守備範囲は広い。
料理人にコバンザメのごとく張り付いてヨイショ本を出しまくった浅妻千映子氏と同じく、実態は政治屋や時の話題人などに張り付いて印税を稼ぐ「御用ライター」みたいなものではないでしょうか。
政治屋に張り付いて商売している人が、真の「政局の裏」を知る事が出来るのか。語ることが出来るのか。
私は前から彼の出演には違和感を持っていたのですが、その大下氏が、かつて印税を稼がせてもらった恩ある平沼赳夫氏率いる「新党たちあがれ日本」を持ち上げていたのです。
彼ら(多分平沼氏と与謝野氏のこと)は大病しているから「私」がない。高齢なので「私心」がなく純粋に日本を憂う気持ちだけで立ち上がった
こんな内容でしたか。時の首相を「平成の脱税王」と言い放った与謝野氏、比例復活で自民党からなんとか当選したのに議員辞職しないで自民党を離党して「平成の議席泥棒」と言われていますが、これで「私心」がないと言えるのか。議員辞職して、夏の参院選に「たちあがれ日本」から立候補するのが筋というものでしょう。それが男の矜持だと私は考えます。
またこの新党の応援団長である石原慎太郎氏、血税で意味のない視察や出張にファーストクラスを使い、超豪華ホテルに泊まり、豪華クルーズまでしでかしています。
電通にはPRショートフィルムに5億円も払って儲けさせ、30万円の豪華スーツを沢山発注してテーラーを儲けさせるなど、やりたい放題。
見返りなしに特定の会社を儲けさせているだけだとしたら、広義には「私心」がないと言えるでしょうが、血税で贅沢三昧しているのですから「私心の塊」であると私は考えます。
私心があっても、結果的に国や国民の為になれば良いわけでして、「私心」がないと主張する大下氏の言葉には、なんら説得力がありません。
前フリが長くなってしまいました。
本日舛添さんが重大発言をするとの報道がありました。すわ新党結成か、といった憶測があるようですが、私は「離党→新党結成」はないと思います。
本人を知っているわけではありませんが、発言や態度を見る限り、巷報道されているように
?人望がない
としか見えない。いかにも性格悪そうです。石原慎太郎氏と同じような匂いを感じ取ってしまうのです。純粋無垢な国民には人気があるでしょうが、その国民を腹の底ではバカにしているようにしか見えません。
同じく性格の悪そうな東国原知事との接触も報道されていますので、本当に脱党して新党を立ち上げたら面白いと思うのですが、そこまでの「勇気」があるとは思えません。
「都知事になって日本を変えてみせる」と言い出さないかと心配です。