今年というか、この3年で最大の期待ハズレは
社会人経験ない人が牛耳った民主党
でありました。
いや社会人経験のない松下政経塾出身者のほか、シビアな就労経験がない労組出身者、そして頭を下げたことがない(視野も狭いか)弁護士たちが牛耳ったと書いた方が、より的を射ているかもしれません。
自民党への世襲批判がありますが
世襲も松下政経塾も労組も弁護士も大差なし
と書いたら、また大きな反発をくらうでしょうか。
さて本日は、海外と国内に分けた「期待はずれ ベスト3」の発表であります。
【海外編】
GUY SAVOY
ミシュラン2つ星の90年代訪問時は美味し料理だと記憶していたのですが、サプライズ系の器を使うなど
創作料理化
してしまったのではないか。内装もよく言えばモダン、はっきり言うとダイニング調になっておりました。勿論料理も傑出した皿に出会えなかった。
野ウサギのロワイヤルを頼んだのですが、あの三鴨氏(今まで食べた中で一番美味しいロワイヤルを造っていた)の修業元の割にまったくの普通味。これなら
ブリストルのロワイヤルの方が美味しい
との結論に達したのであります。
ワインサービスも日本とは違って、40年代の古酒でもパニエを使わずサービスするなど違和感。(日本が神経質すぎるのか)
来年以降は、パリで3つ星は訪問しなくて良いとの判断を確定した10数年ぶりの再訪でした。
Piazza Duomo
アルバの2つ星(訪問直後に3つ星昇格)。ピエモンテ料理(最悪でもイタリアン)だと思っていたのですが
和風味の創作無国籍料理
であったのです。
友里が嫌いな多皿チマチマ料理であるだけではなく、梅干しや海苔、味噌味、鰹出汁などの皿が主体でありました。
アルバまで来て、こんな不味い料理を食べるとは
まったくの時間と予算の無駄
味のわからないミシュラン調査員や和風味にあこがれる外人専門の店。時代遅れになったエル・ブジ料理みたいなものです。
Waku Ghin
オーストラリアで一番有名な日本人と言われる和久田哲也氏の「TETSUYA‘S」のシンガポール進出店。あの屋上の船型プールで有名なMBS(マリーナ ベイ サンズ)に隣接するカジノ区域にある鉄板料理の店であります。
コースは1種だけで邦貨に換算して3万円前後と超高価。
しかし米酢とジンジャー風味の牡蠣は甘過ぎ、さよりのマリネには「あまおう」を和えるなど、食材の取り合わせはミスマッチ。
タラバガニ、鮑、オマール、オージービーフ、和牛と続く鉄板料理は日本のホテルの鉄板焼きに劣るとも勝らない質と調理レベルでありました。
シドニーに行ったとしても、友里の「TETSUYA‘S」訪問はないでしょう。
【国内編】
金竜山
予約が取りにくい白金の焼き肉屋。かなり期待して行ったのですが
脂多すぎ&柔らかすぎ
の肉でありまして、50超えた友里の胃腸は悲鳴を上げたのであります。
はっきり言って、肉の味など気にしない、脂味を好む
大味好き専門
のお店。アンガス牛やシャロレー牛といった肉の味がする赤身を好む人は近づかない方が無難であります。
ラ・フィネス
アルザスで修業した人がシェフと聞いて期待していたのですが残念な結果となりました。
廉価な居酒屋ばかりの烏森近辺で、普請が安く見えるレジデンシャルの地下という最悪の立地の割に、コースのみしかなく2万円前後との強気の価格設定。
現在はちょっと修正したようですが、訪問当時(5月)はフォアグラを使った料理が2皿でるなどコース構成に疑問なだけではなく、その塩気の強さにも閉口。
蛙などアルザスらしい食材をありましたが、今秋アルザスを訪問しただけの乏しい経験から言わせていただくと
アルザスで修業したと言わない方がよい
立地は変更できないでしょうが、あの立地なら厨房スタッフを充実してアラカルトを提供し価格設定も安くしたほうが良いでしょう。
烏森に高額グランメゾン
まったくのミスマッチであります。
京ばし 松輪
昼のアジフライで行列が出来るマスコミ露出の人気店。魚はあの松輪港近辺からの仕入れだというのですが
肝心の松輪鯖も美味しくなかった
アジフライも質が悪いのか火を入れすぎているのか肝心のアジの味がしない。
刺身(混ぜ山葵付き)や煮付けなどすべてが居酒屋料理の範疇でありました。日刊ゲンダイのコラムで
この調理じゃ松輪港の名が泣くぞ、京ばし 松輪
とのタイトルとしたのであります。