今年のワースト&ベスト カレー編

いよいよ今年も本日を入れて5日となりました。
日本広しといえどもおそらく誰もやっていない、友里征耶唯一の

今年のワースト(ベストも)

の発表をはじめることにします。
本日はまずその初日ということで、「カレー編」でのベスト&ワーストであります。

それではインパクトあるよう、ワースト3から先に挙げることにします。

カシミール
大阪、いや関西で一番とも言われているスパイス系カレー店。
しかしオープン時刻が決まっていないなど店主のムラッ気のほか、肝心のカレーが見た目も含めて良いとは思えない。

カシミールのカレー

写真のように盛りつけは素人レベルのてんこ盛り。とてもプロの仕事だとは思えません。
肝心のお味も、トマトが入っているからか酸味はありますが肝心のスパイスの主張をほとんど感じません。
食べ仲間がスパイスだけからつくったカレー(ルーやカレー粉を使用しない)の方が遙かにスパイシーで美味しかった。
見た目も含めて限りなく家庭カレーに近いものであります。

宝石
この店も人気があるとのことですが、スパイスカレーではない。
やや辛ではありますがスパイスを特別感じるものではない。敢えて感じるとしたら「塩味」でありました。

砂糖、蜂蜜、小麦粉、果物、旨み調味料などは入れていません。大量の材料からとったラーメンのような濃厚な出汁で、味付けは塩だけ。(要約)

テーブルに置いてあった注釈でありますが、ただのポーションある家庭料理の延長線上のカレーであるとしか思えなかった。

紅花 別館
厨房スタッフにいたスリランカ人が「賄い料理」として造ったのがはじまりといわれるこのスリランカカレー、スパイスが効いて辛いとの評判ではありましたが・・・
食べていくと辛さがでてくるけど複雑さはなく、単にチョイ辛いだけ。よく言えば、各スパイスが調和している、はっきり言うとスパイスが緩すぎです。
スパイスカレーとしては、完全な過大評価だと考えます。

ワースト3に大阪の店が2店も入ってしまいました。訪問した地域が偏ったこともありますが、大阪で江戸前鮨、まともなフレンチ、郷土色あるイタリアンを求めるのは酷だと思っていたのですが、

更にスパイスカレー

も加えるべきとの結論に友里は達したのであります。

さて次はベスト3であります。

京橋屋カレー
「行列のできる法律相談所」で友里がオススメしたお店。
じゃがカレーは友里でも汗かく(辛いもの好きです)ほど辛く、ときえカレーはハーブが強烈に効いています。
特に「ときえカレー」はハーブ系が特に好きな人以外は難しいと思っていたのですが、編集者の話によりますとちょっと丸くなったとか。来年早々にでも確認したいと思っております。

ガネー舎
スパイス&薬膳のスープカレー。追加料金(100円から150円)のスパイス(スペシャルマサラなど)を加えると、更に個性的になります。
最近はヨーグルト入りの「カシミール」というカレーに嵌まっておりまして、イメージと違って甘くはなくコクと酸味が利いていてクセになるお味であります。

本来は3店目に、拙著「絶品レストラン」(鉄人社)で掲載した

スパイスピエロ(銀座)

を挙げる予定だったのですが、直近の訪問(数ヶ月前)でスパイスが緩くなっているように感じまして、とりあえず見合わせることにしました。
これまた来年にでも再検証してみたいと思います。

先日のブログでカレーのワーストを書くと予告しましたところ、関西の知人から問い合わせがありました。はっきり書きすぎると

カンテサンス、嘉瑞、しみづ、に加えて関西一帯から出禁通告

を受けるのではないかとちょっと心配になったのですが、本日は敢えてはっきり書かせていただいた次第であります。
友里は関西、特に大阪の店をすべて否定しているのではありません。もともとDNAは大阪でありますし。

例えばトンカツは東京の有名&人気のどの店より

マンジェ(八尾)

がCPも味も勝っていると思っております。
来年も安心して大阪、神戸、京都の店に訪問出来るよう、関西の皆様にご理解をいただきたくお願いする次第であります。