今年のベスト&ワースト 色々編

アメリカのヘラチョウザメキャビア2つにドイツ産のキャビア(チョウザメ)が昨日届きました。
あとは本当の高級品であるベルーガに出来れば日本産の自称キャビアを揃えて、ブラインドの食べ比べをしてみたいと思います。
来年早々にはブログで報告できると思いますのでそれまでお待ちください。

それでは今年のベスト&ワースト 色々編です。

 

☆味濃い店  北新地 弧柳

東京だけではなく京都にも味濃い星付き和食店は多いのですが、さすが大阪。ここまで味濃くしても客がくるのですから

大阪人恐るべし

海老芋にはタップリの蕗味噌、焼き物の鰆も中には唐墨が挟まっており、メインの蝦夷鹿にはネギ酒盗、〆の白飯には鯛味噌と、旨みの濃い食材(調味料)が必ず添えてあるのがこの店の特徴でありました。
この歳になって

和食は足し算

と友里はこの店ではじめて知ったのであります。
味蕾細胞がすり切れている方には特にオススメであります。

 

☆スパイス1番  SOMA 

今年はかなり大阪のカレー専門店を訪問しました。その経験から行き着いた大阪カレーの特徴は

・皿に溢れんばかりに(汚く)ルーを盛り付ける
・生のスパイスを最後に振りかける

スパイスは調合のバランスだと思うのですが、最後の仕上げに何種もの特徴あるスパイスを直に振りかけたら

そりゃスパイス感が出るに決まっている

そんな大阪カレーの中でも辛さではなく生のスパイスを一番強く感じたのがこの中津にあるカレー店でありました。
特に強く感じるので、カルダモンを苦手とする人は近づいてはいけません。

 

☆なんちゃって1番 キャンティ西麻布  

店のホールスタッフが自ら「日本風のイタリアン」と言っているだけに

どこに出しても恥ずかしくない、なんちゃってイタリアン

でもそれは東京でとの前提がついておりまして、関西のイタリアンのほとんどが(フレンチも)

キャンティと遜色ない「なんちゃって度」

友里がよほどのネタになると思わない限り、関西のフレンチやイタリアンに行かない理由はここにあるのです。

 

☆次回の予約日最長店  鮨 三谷 

予約が取りにくい人気店が取り入れている(これを取り入れることによって予約困難になる)

帰り際の次回予約

というシステム。
くろぎ、京味、かわむらなど、数ヶ月先でないと次回の予約が入らなくなっておりますが、友里が知る限り最長なのがこの「三谷」。
今までは1年以内になんとか予約が入ったのですが、今年の夏の訪問では

昼でも1年以上

と言われて、椅子から転げ落ちそうになりました。夜ならもっと先でないと予約がとれないとも。
あくまで想像でありますが、この店を接待用に利用している文春系列やヘビーなリピーターには

別枠

があるのではないかと友里は考えます。

 

 ☆予約が取りやすい店 ビッフィ・テアトロ 

料理が不味くても良いというなら、簡単に訪問出来る店は世に沢山ありますが、

高額&高レベル料理&高CP

との条件をつけたら、なかなかあるものではありません。
そんな中で、今年になって見つけたこの店は、ホールスタッフのオペレーションの悪さを我慢すれば

いつでも(飛び込みでも良いかも)入店可の食後感良いイタリアン

であります。

 

☆過大評価  ラ ファミーユ モリナガ 

タダ飯を得意技にしている店癒着ライター・関谷江里さんだけではなく、己の商売(観光タクシー)の客釣りの為のランチ日記が注目されたようでマスコミへの露出が目立つグルメタクシーも絶賛していた京都フレンチ。
関西(東京以外)にまともなフレンチ(イタリアンも)なしと信じる友里、本当に美味しいのかと検証のため訪問したのはいうまでもありません。

その結論は友里の定説どおり

(東京では)単なる街場フレンチレベル

となりました。
タダ飯主体の関谷江里さんの味音痴は誰でも知るところ。でもこのグルメタクシーは

フランスで修業したこともある元料理人

が最大のウリのブロガー。
よって京都の素人は

料理、特にフレンチの評価は絶対

と思い込んでいるのではないか。でも元料理人だからといってフレンチをよく知っているとは限らないんですね。
わずかなフランス修業では過酷な労働条件(報酬や休み)でまともなフレンチなんてそんなに経験できるはずがない。
そしてもっと大きな問題はこのお方

ランチ専門

なんであります。
東京でランチ専門の店評価は通用しないのですがさすが関西、懐が深いお国柄であります。

 

☆イタくて見て(食べて)いられなかった アラジン 

川﨑シェフから20周年の記念ディナーのお誘いメールが来たのが8月の半ば過ぎ。(今までメールのやりとりはなかった)
行くとは答えなかったけど、黙って最終日に訪問してきました。

フォアグラ、カリフラワー、鮎、サーディン、鶉などアイテムは豊富でしたが、塩を打ち過ぎたのか食材が弱いのか

すべてが塩負け

記念ディナーの最終日なのに満席とはなっておらず、ジーンズ姿のオタク風客の存在が目立ちました。
昔はディープな料理を出していた人気店と記憶しているだけに残念でありました。

 

☆奇抜さ1番  L2O 

シカゴの元3つ☆アメリカ料理店。
味のわからないアメリカ人向けの創作料理なので、どの皿も変わっているのですが、その中でも驚いたのがこのフォアグラ料理であります。

これがフォアグラ料理!

 

知らない人なら、プティフールかなにかと思うことでありましょう。
でもこの小さな粒の中にフォアグラが詰まっているんですね。
料理はいずれも友里には理解不能でありました。

明日は「今年のベスト」であります。