予約方法によって予約困難度を演出できるのか

先日、友里ツイッターで読者から「ロオジエ」がネット予約を開始したと知りました。

普通に考えたら、予約が殺到する(人気店)はネット予約をしないのではないかなと。例えば

 

かわむら 鮨さいとう 鮨三谷 くろぎ 星野 

 

など、ネット予約どころか一見が電話しても予約が入らないのではないか。(ドタキャン対策でポケコンに登録している店はあるようですが)

 

そういう意味では、ロオジエはどのような思惑でネット予約を始めたのか、気になります。

 

 

ところが、食べログなどで人気があるはずなのに、予約がそれほど難しくない店もあるんですね。真に美味しいかどうかは別問題の店も入れると例えば

 

 

ロブション 趙楊 レフェルヴェソンス などなど

 

 

これらの違いは何かと言いますと、

 

店のキャパと帰り際での先行予約の有無

 

ではないかなと。

 

上述の予約困難店で来年3月までしか予約を入れていない店もあるようですが、ほとんどの予約困難な店は

 

半年、いや1年先まで予約を入れている店

 

が多いんですね。

 

キャパが10名未満(くろぎはカウンターに限定して)であり、しかも先々まで予約を入れてしまっておりますから、他の客がつけいる隙がないのかと。

 

どんな店でもキャパが小さければ出来るというシステムではないですが、何かのキッカケで人気が出た小キャパの店がこのような戦略をとれば、あっという間に「予約困難店」が出来上がってしまうのだと考えます。

 

 

偉そうにこのようなきれい事を言っても、この友里もかなり先まで予約を入れてもらっている店もあります。

 

 

結論から言えば、客がリピートし続ける店は、料理やCPだけではなく客に

 

特別感

 

を与えることに腐心、もとい、努力しているのではないかなと。

 

そんなに通い詰める常連ではない客でも、店主が表面上

 

あなただけ

 

など特別感を演出すると、その客は乗せられて1年以上先の予約を入れることに精を出してしまうのだと友里は考えます。

 

予約困難店になるには、店主と客が頻繁に接触できるカウンター店が有利でありましょう。