予約困難店は未来永劫安泰なのか

関西、特に京都や大阪に見られた

 

1年先まで予約一杯

 

でありますが、最近は東京の店までその悪しき現象が現れてきてしまっているようです。

 

抽象的に書かせていただくと

 

元寿司屋に入った和食店の後を継いだ和食店

新宿のデパート寿司店から独立した店

 

などなど。

 

もちろん、ポケコン会員をランク付けしている引き出しの少ない3つ星フレンチも一応予約困難でありましょうか。

 

これらの店の特徴は、

 

席数が少ない

帰り際予約が中心

かなり先までの予約を受けてしまう

 

自称を含めた常連が、帰り際に1年先まで予約を入れてしまうのですから、そりゃ友里はじめ普通の客の予約が入るはずがないのです。

 

自称常連は、予約困難な店にしょっちゅう行けることが自慢でありますから、先手先手で予約を入れたがる気持ちはわかります。

でも実態は、視野の狭い(俄グルメで真の美味しい店を知らない)「自称常連」、「自称外食好き」、「自称食通」がはじめて出会ったちょっと変わった接客や創作料理を出す店に集中して行くため、予約困難になってしまっているだけなのであります。

彼らは次の予約だけでは心配で、向こう1年、いや入れられるだけ予約を入れてしまうのでありましょう。

店側も、自称含めた常連の申し出を断りにくいですし、経営を考えたら一見に頼るよりリピーターだけで先々まで予約が埋まることは有り難いことです。

 

かくして、1年先どころか2年先まで予約が入らないという「化け物店」まで誕生してしまうのでありましょう。

 

 

しかし、そんな「ダボハゼ予約」をとらない店もあるんですね。

 

友里が2回ほど訪問した、京都の3つ星(吉兆系)からやってきた和食店はそんなに先まで予約を入れないんです。

 

かくして、それほど先ではない日時に帰り際予約が出来ることから、気分良く店を後にすることが出来るのです。

 

開始時刻も決まっていない1回転制の店で使い勝手も良いので、店主が予約方法の変更をしないことを祈るばかりであります。