最近は友里お家芸の「閉店情報」がないじゃないかと言われておりましたが、昨日久々にネタを入手しましたのでここに紹介させていただきます。
所用で広尾近くへ立ち寄った際、商店街をちょっとブラブラしてレストランウオッチングをしておりました。
地主がお寺さんなど数が限定されていて競合がないので、地代が高いと言われる広尾商店街。
よって飲食店には厳しい環境だと同業者から聞いていたとおり、結構店の出入りが多いんですね。そして今はラーメンブームなのか、その手の店が目立っておりました。
商店街のメイン通りは廉価店が多いのですが、はずれはアニュ、アクアパッツァなど廉価ではない店がありまして、そう言えば当初は自称フードジャーナリストの犬養裕美子さん(懐かしいお名前です)が絶賛していたアッカがあったなと店前へ行ったところ、なんと
別の店
になっていたのであります。
犬養裕美子さん自体が埋没してしまったからか、アッカも埋没気味で集客に苦しんでいたと漏れ聞いておりましたがまさかの閉店。
食べログでは店舗の運営状況が確認出来ず
掲載保留
となっているのですが、友里ツイッターで以下の情報をいただきました。
なんと昨秋に、居抜き(造作譲渡費1200万円)での新たな賃貸契約が締結されていたのであります。
しかしこのサイト
現況 イタリア料理「アッカ」営業中 (内密に願います)
は開示のし過ぎではないか。
いくらディスクローズの時代と言っても、営業中の店の実名挙げてのテナント募集、これを知ったら常連以外の客は行きたくなくなります。
オープン当初と違って晩年は食後感が落ちていたと記憶しているのですが、当時ヨイショ宣伝して持て囃していたフードライターたちは何か発信しないのか。
店からの見返りが期待できなくなると、この手の人たちは寄りつかなくなるのでありましょうか。
では新しい店はどんなものなのか。ちょっと調べてみました。
http://www.ponte-del-piatto.com/
どうやらイタリアンのようですが、残念ながら昼夜とも
コースのみの営業
友里には魅力的に感じない形態でありました。
最近は食材の歩留まりを考慮して、(店経営として)経済的であるこのコース1本が流行でありますが、果たして常連含め客から長く支持を受け続けることが出来るのでしょうか。
友里が知る限り
和食や鮨以外のジャンルでは集客力が右肩下がり
となるのではないか。
あのカンテサンスも、辺鄙(失礼)移転の影響もあるでしょうが、電話は繋がりやすくなり、一ヶ月以内でも
空席日をいくつか提示された
と漏れ聞きました。
以前のように2ヶ月先までびっしり満席とはならないようです。(結果的には連日満席にしているようですが)
そこで友里は、新たに店を出そうと考えている和食と鮨以外の料理人たちに
長く店を続けたいなら無理してでもアラカルト対応をするべき
とアドヴァイスして、本日の〆とさせていただきます。