私が時々だす「閉店情報」、人様の不幸を喜んでいるとアンチが批判していますが、なぜ閉店情報を書いて悪いのか。
天下の「帝国データバンク」は、しょっちゅう「倒産情報」を出していますが、誰も「帝国データバンク」が性格悪いと言っておりません。
私は「閉店」を敢えて取り上げることにより、なぜ「閉店」しなければならなかったのか、なぜ客が入らなくなったのか、などを業界、客の両サイドに考えて貰いたいだけであります。
「成功体験」への固執は破綻の素、とも言われます。失敗からこそ学べることも多いのではないでしょうか。
と言うことで本日の「閉店情報」です。
西麻布の「グットドール アッキアーノ」がなんと先月で閉店していました。
ワインなどを扱う「横浜君嶋屋」運営のイタリアンでしたが、近々に「ワインバー」になるようです。
オープンして3年経ったようですが、当初ランチは一杯だったはず。夜もそこそこ入っていました。
それがここ1年くらいでしょうか、ランチをやめたり深夜の営業時間をのばしたり、またランチを復活したりと「迷走状態」になっておりました。
一時ほど客は入っていなかったようですが、店があれこれコンセプトや営業形態を変更してくるということは、「要注意」のシグナルだという証左であります。
高額店だけではなく中級店も集客に苦しいのか。客が入るのは廉価な店ばかりとなったら、「デフレ」からの脱出はまだまだ時間がかかるというものです。
友里掲示板
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