久々の映画  バトルシップ 

生涯未婚率という意味をご存じでしょうか。友里は一生結婚しなかった人の割合かとおもったのですが、実は

50歳時点で一度も結婚したことがない人の割合

なのだそうでうす。その割合が2010年で

男性 20.1% 
女性 10.6%

に達したと新聞やTVで取り上げられておりました。1980年時点では、男性は2.6%、女性が4.5%だったそうですから、30年あまりで男性は

8倍近い増加

となったようです。結婚しない主な理由は、

適当な相手に巡り会わない
結婚資金が足りない

など。特に年収300万円未満の男性の場合、既婚率が大幅に下がるのだそうです。
でもヘソが曲がった友里、この数字を素直に受け取れないんですね。最近は正式に届けを出さない

事実婚のカップル

も増えてきているのではないか。婚姻届を出さず男女が別の姓で働き続け、子供を産んでいるカップルを、交際範囲が広いとは言えない友里でも知っているくらいであります。
確かに私の周りには50前にして特定の相手がいない未婚の男女もいますが、彼らは彼らでそんなに気にしていないと考えます。

逆に10%超えの独身女性(正確には30歳以上の未婚女性)をターゲットにしているレストランとしては、この未婚率が下がることは死活問題になるのではないでしょうか。ざっと思いつくところ

バカール、カラペティバトゥバ、エレネスク

などは、半分は独身女性で持っていると断言したら、また怒られるでしょうか。
独身女性が劇的に減少したら、これらの店の盛況さに大きな変化がでると考えます。

男性の未婚率の劇的上昇の要因の1つとして、堺正章や石田純一のように何回も結婚を繰り返す男性のしわ寄せを挙げるのは暴論でしょうか。
競争の世ですから、一部といっても片っ端から女性を落としていく男性が存在したら、その反動で未婚を余儀なくされる男性が増えるのではないかと友里は考えるのです。

たとえば、サウジなどイスラムの社会。確か一夫多妻制であるはずです。
資金的に余裕のある階層が4人の妻を迎えるとしたら、理論的には3人の男性が結婚できないことになります。(男女の出生・生存率が五分五分として)
一夫多妻制を認めている国の男性生涯未婚率、日本の20%どころか

はるかに高い

のではないかと私は推測します。

さてこのGW、不景気もありまして旅行を計画していない友里、暇だったので昨日久々に映画を見てしまいました。
何を見ようかと迷ったのですが、先週の日刊ゲンダイでGW期間中のオススメ映画が載っていたことを思い出し、まずは

バトルシップ

を選んだのであります。
ストーリーを簡単に書きますと(公表されている範囲)、アフォな科学者が、生物が存在していると思われる惑星と交信したためエイリアンがやってきてしまい、ハワイで合同演習に参加していた日米の将校が協力し合ってそのエイリアンを撃退するという、ある意味お約束の結果となるものであります。

頭は良いが性格が短絡的な主人公(米海軍将校)がライバル視していた準主役(自衛隊将校)と協力しあうようになり、勇敢な部下の助けもあって立派な指揮官として成長する。その合間にラブストーリーや退役軍人の勇敢な美談も盛り込むという、最初からオチがわかってしまう内容なのですが、それでも結構楽しめたのであります。

ただし理工系出身として気になる問題点(矛盾点)がいくつもありました。もしこの映画を見ることがありましたら、その辺りを確認していただきたいと思います。問題点を簡単に挙げますと

1、なぜバリアーが解除されない前に、主人公の駆逐艦がダイヤモンドヘッド側の海岸線まで行けたのか。
2、山頂の通信施設を占拠したエイリアンを攻撃するなら、バリアー内の主人公の駆逐艦ではなく、バリアーの外にいた提督が乗る空母が最適だったのではないか。
3、なぜ戦前の戦艦(ミズーリ 今は記念館みたになっていた)に燃料や砲弾が搭載されていたのか。
4、なぜ戦前の戦艦の主砲で、最新鋭のエイリアンの戦隊が破壊できるのか。
5、主人公と準主役が撃った狙撃銃のようなもの、こんな弾丸でエイリアンの戦闘兵器の運転席を破壊できるものなのか。

まあどんな映画でもストーリー展開の矛盾で突っ込むところはあるのですが、このバトルシップ、ちょっと突っ込みどころが多すぎです。