久々のブログ更新です

長いお休みをいただきました。ようやくブログを更新させていただきます。
と言いましても、この1週間あまり、旅行に行っていたわけではありません。家にこもって新著の原稿をひたすら書いておりました。編集者からの無言の圧力というのでしょうか、そして共著の人へのライバル意識もあり、クーラーの中一日ほとんどPCと向き合っておりました。ただし食事時は別。残った店の取材を兼ねて、しっかり昼、夜は抜け出してました。
久しぶりに西麻布近辺の店に入ろうとうろついたのですが、結構店が変わっている(潰れている)ことに気がつきました。方角が悪いのか、風水に合っていないのか、同じ場所で何回も店が変わっているのです。たとえば香港ガーデンとドゥリエールの間の3階建てのビル。最初は中華が入っていたと記憶していますが、それがコラムでも取り上げた変なダイニング「もぐら」になり、パン屋になったと思えば昨年は「ディア スープ」というスープとパスタの店になり、この夏再び閉店となりました。対面のピッツェリア「サルバトーレ」も宅配はまずまずながら店内はさっぱりですから、この地域はもう賞味期限切れなのか。「和心」が相変わらず江戸前鮨がわからない業界人を呼び込んで一人勝ちのようです。
そして日赤商店街通りからちょっと広尾ガーデンヒルズ寄りへ入ったところのバブリーなビル。テナントが入っているより空室の期間の方が多い場所なのですが、ここもこの何年でテナントがどんどん変わっています。1階はドッグカフェとペットクリニックになっているようですが、あまり人が入っていません。昨年秋にオープンした地下のフレンチは、1年持たず撤退。なにやら工事をしていましたが、オープンしたようでちょっと覗いてみてびっくり。なんと店前のロゴは「まっくろう」(アルファベットなのですがスペル忘れました)。確認はしませんでしたが、味のわからない芸能人と業界人の御用達だった六本木の創作洋食屋の移転と読みました。店前のお祝いの蘭は2つ。江川卓氏とアーネスト・ジンガー氏でしたが、この二人を前面に出すということは移転してもまともな食通を相手にしないということでしょうか。ワインは当然「ミレジム」からの仕入れなのでしょう。しかし一昨年のロブションとパーカーのコラボの100万円ディナーの仕掛け人であるジンガー氏。アカデミー・デュヴァンの顧問という別の肩書きで出ていましたが、もともとはワインのインポーターとパーカーのワイン評価本の監修者のはず。TVの特集でも取り上げられていましたが、出席していた鰻屋「いちのや」の主人をレポートして店まで宣伝していましたからヤラセの一種といえるでしょう。なんだか見ただけで胡散臭くなる新店祝いでありました。
ようやくHPの体裁が整ってまいりました。後は店評価のブログの完成を待つばかりですが、肝心のソフトが間に合うかどうか。私は良くわからないのですが、ご希望のあったRSS対応もしてあるとのことですので、今後もどうぞよろしくお願いします。出版社の許可がでましたら、新著の概要など宣伝を兼ねてお知らせしたいと思います。