久々に新橋駅付近を散策

昨夕所用で浜松町へ寄った帰り、時間が余ったので新橋まで歩いて予約した店へ行きました。日が落ちてきたとは言え蒸し暑い中、新橋6丁目付近の街中は肌寒い状況に感じたのです。
もともと小さなビルが多い地帯でありますが、1階のシャッターが閉まったままのビルの何と多いことか。ゴーストと言ってしまうと怒られそうですが、暗い街並みになっておりました。ポツポツある飲食店も客入りが良くなかった。
そしてサラリーマンの街、新橋烏森近辺。本当に久々なのですが、廉価な寿司屋がかなり目立ちます。立ち食いスタイルの店までありましたが、18時だというのに客がほとんど入っていない店の方が多かった。以前は行列が出来ていた焼鳥屋も空席が目立っておりました。
店前と言うより、広場や道の真ん中までメニュー(居酒屋が多いみたい)を持って客を誘うスタッフの多さにもビックリ。新橋は居酒屋、寿司屋、焼鳥屋(焼きトン)主体の街になってしまったようです。
その中でいくつかフレンチらしき店(ビストロ)がありましたが、全くの苦戦。ただでさえこの時期(夏と不景気)で厳しいフレンチでありますが、この新橋という土地柄はまったく向いているとは思えません。人ごとながら心配です。
安いだけでは客が入らず、かといって美味しくしたくとも売値の制限から思うようにいかない。高い設定にしてもそれに見合う美味しさを出せる可能性も少ないとあれば、飲食店の経営は本当に難しいものだと思います。
不景気は高額店を直撃するも廉価店は影響が少ないと思われがちですが、現実は逆ではないか。キャパの小さな高額店は何とか満席を保っている店が多いからです。
こんな状況でミシュランガイドの京都・大阪版や東京版が売れるのでしょうか。というより年末出版を予定している「友里新書」も売れるかどうか心配になってきました。
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