ついに八百長を認める力士(元力士?)が出たようです。大相撲に八百長は付きもののはずですが、いままで公に認められていなかった方が不思議ではないか。
ちょっとでもまともに相撲を見ていれば、すべての取り組みが真剣勝負だと思うはずがないのですが、世には純粋無垢な人が多いと言うことでしょうか。
奇麗事だけを聞いていたい、いやな話は聞きたくない、という気持ちはわかりますが、そのような現実逃避と偽善(裏や汚いことには関わりたくない)が相撲の八百長ばかりではなく、アホな国会議員や自分勝手な役人を増殖させていることを自覚するべきではないでしょうか。
しかし放駒理事長、八百長を苦し紛れに認めそうですが、
過去に八百長はなかった
つまり今問題になっている数人だけが初めて八百長をしたように言い逃れておりますが、それを信じるメデタイ人がいるのでしょうか。
しかし、私は八百長相撲をこんなに大きく取り上げる必要があるのかと疑問であります。
学生時代ちょっとしたプロレスファンだったのですが、プロレスが真剣勝負だと信じている人は皆無のはず。まったく効果がない基本的な技であるボディスラム、私は小さいとき、背中からではなくなぜ
頭から落とさないのか
不思議でありました。一発で仕留められるからです。なぜ投げられる人が自ら跳び上がって
投げやすくするのか
純粋な少年時代(友里でもありました)の疑問でありますが、プロレスはショーとして認知されていますから、勝負結果が先に決まってもファンやマスコミは誰も問題にしないのです。ここは相撲協会も
相撲は伝統芸能で一種のショーである
と素直に認めるべきではないか。巡業でやっている「花相撲」が本割でも行われていると考えれば、腹をたてること自体がばかばかしい話なのです。
大相撲存続の危機
とマスコミは騒いでおりますが、
元々がショーなんだから大騒ぎするな
と私は言いたい。しかしこの八百長騒動で一番得をしたのは小沢氏ではないか。すっかり「強制起訴」がかすんでしまいました。
さて昨日取り上げたイタリアンですが、もう1つ残念なことがあったのです。それは掲題にあるビオワインの件であります。
ワインリストにあるワイン、値付けが高いだけではなく生産がここ数年と若い物がほとんど。しかも造り手が無名といいますか私が知らない人ばかりでありました。
よって比較的安く(それでも1万500円)古め(それでも03年)のシチリアワインを仕方なく選んだのです。リストには各ワインの簡単な説明がありまして、ちょっと引っかかったのが「無農薬栽培」。連れは
ビオだ
と嫌がったのですが、無農薬で栽培しただけと勝手に解釈して頼んでしまったのです。果たしてグラスにつがれた赤ワイン、私は一目見て
ロゼを頼んでしまったか
と思ったほど色が薄かった。8割方ビオワインだと感じて口に含み、それは確信へ変わりました。
シュワシュワしていて気持ち悪い
ビオワインの典型的な症状である微発砲であります。グラスをまじまじ見ると、まだ注ぎはじめ(ボトルトップの段階)なのに、澱が舞っているではありませんか。当然ながら不味すぎて2名でも1本飲めず残した次第であります。
ビオロジックなのかビオディナミだったのかわかりませんが、なんでこんな
不味いビオワインを造る人がいるのか
不味いビオワインを飲む人がいるのか
私には理解できません。以下に貼り付けるビオワインの説明では生産者たちは
SO2を添加せず瓶内で二次発酵(微発砲)するのもビオの特徴と受け入れろ
といった主張のようです。
http://www.winemen.net/wine/biowine.htm
私はしたり顔でビオワインを飲んでいる自称ワイン通に言いたい。
無理して不味いワインを飲むことはない。はやく楽になってしまえ
と。SO2がたっぷり入った美味しいワインを飲めない(飲まない)人は大事なワイン人生を踏み違えると私は考えます。