世界料理サミット

何とも大仰な大会名ではありませんか。サミットと言っても各国の首脳が参加するわけではなく、自己顕示欲が旺盛な料理人や放送作家などを集めた、芸名・服部幸應氏が実行委員会の委員長として東京国際フォーラムで開催される単なるイヴェントであります。
http://www.tokyotaste.net/
理事には家元と称する服部氏の妹や息子さんも入っていますから、食品業界を巻き込んだ服部一族の利益追求イヴェントの臭いを感じます。

国内以外の料理人、料理文化の国際交流

日本食文化及び日本食ブランドの世界へ向け発信・拡充

「食育」に対する関心向上

という崇高な基本方針をうたっていますが、誰に向けての発信なのか。
入場料をとるのは仕方ないでしょうがその額が半端ではありません。一般客は1日3万円。3日間の通しチケットでも6万円します。後援・協賛企業に属する人でさえその半額を徴収するようですから、この不景気で誰がこんな大金払って料理人の「自己顕示欲」を確認しに行くのでしょうか。交流や啓蒙を目指すなら、利益を度外視した入場料にするべきでしょう。
初日のレセプションパーティも2万円で募集していますから驚きです。単なる「営利追求」にしか見えません。
価格設定からして疑問のイヴェントでありますが、有名人からもクレームがついております。読者からの情報ですが、まずは「美味んぼ」の雁屋哲氏のブログをご覧ください。件のクレームは後半に書かれております。
http://kariyatetsu.com/nikki/819.php
文中にある『食のサミット』は『世界料理サミット』の間違いでしょう。そして「は」さんとは服部幸應氏を指しているのは誰でもわかることです。なぜ実名を避けたのか(「服部幸應」は実名ではありませんけど)、日頃の主張を見る限り意外に慎重な方であります。
要は、「は」さんが勝手に自分の名前・雁屋哲を出してこのイヴェントへの参加を呼びかけていることに、雁屋氏は文句を言っているのです。
これが事実ならば、「は」さんは「家柄」に続いていい加減なことを言いふらす人だと思われても仕方ないのではないでしょうか。
昨年の騒動を反省していないと思われても仕方ありません。