レストランへのワイン持ち込みに関して客側のマナーに問題提起したからでしょうか、一般客の立場の友里征耶が店側に軸足を移したのかとのご指摘をいくつか受けました。
確かに普段は店側への厳しい問題提起をしてきた他称・悪口批評家、すわ山本益博氏や「さとなお」氏のように、方針転換して店側に媚び売り、延命を図ったのではないかと感じた方も多かったのかもしれません。でもスタンス変更はまったくしていないのでご安心下さい。私は
店と客は対等な関係である。どちらが上でも下でもない
と主張しております。料理と酒類のセット販売であるレストランで、酒を飲む客が店の酒類を頼まないのは、全席指定の特急で自分は座らないから席代は払わない、と言っているようなものです。
本来、大きな顔して堂々とワインを持ち込めるものではなく、どちらかというと小さな顔してワインを持ち込むべきと私は考えるのです。よって、ワインを持ち込むことによって、店側に負い目を抱くことのないよう
料理はコースの場合、高い方を頼め
初回の訪問ですぐ持ち込み交渉をするな
店のリストからもワインを頼め
どこでも飲めるようなワインは持ち込むな
ケースで送りつけるようなみっともないことをするな
自分たちだけで飲み干さず、スタッフにもふるまえ
毎回毎回ワインを持ち込むな
などと主張したのです。要は
ワインの持ち込み=支払い額の節約
と露骨に見える行為を控えろと客に矜持を求めたい。常連なら、常連になりたいなら、店で良い顔をしたいなら
それなりに見栄を張れ。店に借りをつくるな。
と私は主張したいのです。
そしてあまり話題になりませんが、使用グラスの数についても考えてみたい。
現在はワインの本数だけが持ち込み料の基準となっておりますが、私はグラス数(客数)も考慮に入れるべきではないかと。
カップルの2名とワイン会での10名ではグラスの数が違いすぎます。持ち込むワインが増えれば増えるほど、この開きは大きくなるわけです。
用意する手間、洗う手間、割れるリスクも使用数に比例します。ワイン1本当たりだけのカウントでは不公平。
よって使用するグラス数も考慮に入れた支払いシステムを考えるべきではないかと考えるのです。
基本はワインの本数に一定の料金を掛ける。4名以上の場合は、超えた人数にも一定の料金を加算する、というようなシステムです。
上記の主張や提案は店側に媚びたわけではなく、友里として、いや客として、店に貸しをつくらず対等に付き合いたいという私の基本スタンスからの考えであります。