日本相撲協会がまた失態を演じたようです。気に入らない弁護士との契約を勝手に切ろうとしてマスコミにみつかり、慌てて撤回したというドタバタ劇。
こんなことをしたら又世論や文科省から批判を浴びるのは子供でもわかると思うのですが、協会幹部(力士生え抜き)の思考は子供以下なのか。
閉鎖社会での純粋培養、外部との接触はタニマチかその筋の人くらいのようですから、一般常識はそれほど必要がないのかもしれません。
友里掲示板では相変わらず「名古屋論」で盛り上がっているようです。知れば知るほどその独特のキャラに驚き、感心し、笑ってしまう(ご免なさい)名古屋文化。
元は名古屋の自称ワイン通や自称セレブのレストランへのワイン持ち込みが、「ケース単位(12本)送り」という風習に問題提起しただけ。ここまで発展するとは思いませんでした。
さて本日はレストランへ持ち込むワインについて、友里なりの提案を書いてみます。?
1、持ち込みワインには見栄を張れ
ワインショップから直接ケース単位で送れるワインは若いボルドーかせいぜいブルゴーニュ。世にはマルゴーやラフィット、ペトリュスといった1級(特別1級)ボルドーや、シャンベルタン、リシュブール、コルトン・シャルルマーニュといった特級ブルゴーニュの名前を聞いただけで飲みたがる人がいるかもしれませんが、ワインの経験や知識がある程度ある人なら、ケース単位で送れるような「若いワイン」やどこのドメーヌが造ったかわからないワインを敢えて飲みたいとは思わないもの。つまりソムリエやシェフに
どうだ、○万円のボルドーだぞ
と言っても、有り難がる人は少ないのではないか。ワインを持ち込む際は、店スタッフ達が日頃飲まないワイン、知らないワインを持ち込むべきと私は考えます。
ましてや、店のリストにあるレベルのワインやそこらのワインショップでいつでも手に入るようなワインは持ち込むべきではないと私は考えるのです。そんなワインを持ち込んだら、
ワイン代を節約したいだけではないか
と店側に思われてしまうからです。常連として通い続けたいなら、店で軽く見られたくないなら、そのくらいの見栄を張る必要があるでしょう。
2、記念的なワインならオッケー
ワイン好きは自分の生まれ年のワインに思い入れがあります。普通、女性の方は自分の歳を明らかにしない傾向があるのですが、私の知る限りワイン好きの女性はほとんど自分のヴィンテージ(生まれ年)を開示しております。
何かの時、例えば誕生日やクリスマス、祝いの席など節目の時に自分のヴィンテージを飲みたいと思うものです。そんな時はやはり自宅よりレストランでワインを開けたいもの。
よって、記念日や祝いの時に、ヴィンテージワインをレストランへ持ち込むのは良いと私は思います。
仮にそのヴィンテージワインがそれほど珍しくないとしても、例えば二十歳の息子や娘の誕生日、20年前のワインはさほど珍しくないですが、昔から保管していた思い入れのワインでしたら店側も快く受け入れてくれると思います。
かくいう私も身内のワインはかなりの量を買い込みました。といいますか、それ以降のワインは家で飲むレベルのワインしか購入しておりません。身内の節目の時はそれらのワインを持ち込める店を探したいと思いますが、飲みきれないでしょうから持参金替わりにでもつけるしかないでしょう。
名古屋では受け入れてくれないかもしれませんけど。
3、レアワイン
ワインの持ち込みで一番見栄を張れるワインです。シェフやソムリエが飲んだことないワイン、垂涎のワインたちであります。
昔ワインオタク達が、古酒を自宅でバケットに合わせて飲んでいると聞いたことがあります。料理が邪魔しないよう良いワインはそれだけで味わいたいという事らしいですが、私にはオタク達が飲んでいる様を想像するだけで不気味に感じてしまいます。
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店と客は対等というのが友里のスタンスの根幹であります。1本3000円の持ち込み料で了解したのだから、どんなワインを持ち込んでも構わない、店のワインを頼む必要もない、と言ったご意見もいただきましたが、私はそうは思わない。
以前は持ち込み可だった店が、その後に「不可」になった例は枚挙に暇がありません。
言い過ぎかもしれませんが、ケース送りの名古屋人含めてKYな方々が、どんどん持ち込み可の店を減らしていると私は考えます。