ワインの古酒はコルク臭くないよ、tatsuzinさん

昨日アップした友里ブログ(tatsuzinさんとの電話のやりとり)、ほとんどの方が拍子抜けしたのではないでしょうか。特にアンチは

大金持ちのtatsuzinさんにコテンパンにやられてひれ伏す友里

を期待していたのではないか。知り合いからも

何やっているんだ
名古屋の変な店(行った人に聞きましたところ、エル・ブジに心酔した料理人が造る限りなく家庭料理に近いレベルだそうです)で釣られやがって
成城の豪邸付きプール(プール付き豪邸?)しか行かないと拒絶するべきだった

との罵声を浴びてしまいました。
まずはコラムネタを優先する友里、豪邸やプールでは日刊ゲンダイの原稿は書けませんので、突っ込みどころ満載の名古屋店を優先してしまったのですが、判断が甘かったようです。

さてtatsuzinさん、当初の露骨な挑発を引っ込めて、というか、鎧の上に衣をまとう戦略変更に出てきたようでして、最新のブログでは

こんなワイン持ってるぞ自慢

で友里をジワジワと追い込む戦法になってきました。
友里がここで同じ土俵に上がって「持っている自慢」に突入したら、

友里も趣味悪い成り上がりじゃないか

と批判を受けることは必至。
でも、もともと蓄え含めた財産や年収なんて人様に言えるほどのものはありません。ネットで決済しているので

預金通帳も持っていないから、わずか6桁の預金残高も公開することが出来ない

のであります。つまり

もともと成り上がっていない

ということで、tatsuzinさんの以下のブログに対して、ちょっと反応させていただきます。

http://ameblo.jp/7890-sakimono-7890/entry-11353069944.html

「ごめんね ジロー」(歳がバレるか)、もとい、アンリ・ジロー、世では人気なんですね。
友里は90年ものといえどまったく興味がなく、この手のシャンパンは今までで数本しか飲んだ経験がありません。
世界的に人気を煽って高額取引されているようですが、このシャンパーニュ飲んで

本当に美味しい

と感じたワイン通がどれほどいるのか、友里疑問であります。
よってこのシャンパーニュでは友里釣られません。

ルフレーヴのモンラッシェ、貴重なワインのようですね。
それはある意味当たり前でして

ルフレーヴのモンラッシェは90年代から

しか存在しないんですね。私の記憶では、それまでのルフレーヴ所有の最高級畑は

シュヴァリエ・モンラッシェ

でありまして、90年前後にルフレーヴはモンラッシェ畑を手に入れたのであります。そして先代が亡くなったのはそれから数年後。つまり

評価が落ちた現主人ではない、評価の高い先代時代のモンラッシェはない

と言っても過言ではないのであります。所有の畑面積が少ないこともありましょうが、

ソゼのモンラッシェ同様に、飲みたいと思うワイン通の数も少ないので出回っていない

と友里は考えます。

85年のブルゴーニュ(特に赤)は確かにグレートヴィンテージと言われておりますが、G・ルーミエという造り手レベルがそれほど自慢できるものなのか。特に

ミュジニーに美味いものなし(他にコルトンやシャンベルタンにも当てはまります)

と言われているだけに、このワインを有り難がるワイン通もレアではないかと思います。
イヤミになりますが、85年ものワインは友里にとって年代が若すぎるので、tatsuzinさんに自慢できるようなワインはそんなに見当たりません。
敢えて書かせていただくと、ジャイエを除いて

ニーロンのバタモン
ラフォンのモンラッシェ
ポンソのクロドラVV
ギガルの3姉妹

くらいでしょうか。tatsuzinさん、上記ワインをご存じでしょうか。お持ちでしょうか。結構マニア向けのワインだと思います。
いずれも中国人はじめ俄ワイン好きにはまだ認知されていないので、

DRCやジャイエのようにバチモンは出回っていない

出回っている本数は本当に少ないですから、友里所有も各ワインとも多くて2本です。

更に負け惜しみ、もとい、イヤミになるかもしれませんが、フェイクが出回らない(俄ワイン通が興味を示さないので、偽物を造る意味がない)本当のレアワインで自慢していただきたかった。
たとえば先日のブログで飲んだ自慢した

DR.BAROLETもの

もしくは

‘26 CLOS DE URSULES
‘39 MONFORTINO RISERVA

‘55 PRIVATE CUVEE MG KRUG

イヤミになりなすが、思いっきり自慢できるものを出してしまいました。特にこのURSULES、造り手はジャドでして、今でも畑はあるのですが当時は

GRND CRU

と表記されていたのです。かなり前に1本飲みましたが、本当に美味しかったと記憶しております。

いや彼も、本当にレアな店に出入りしていることに今気がつきました。

和久傳出身の料理人が料理を造る「未在」
間人蟹をだす「京味」

であります。
こんな店へ出入りしている人は、日本広しといえども彼一人ではないか。おそらく日本のどんな食通や外食好きも、tatsuzinさんには敵わないと考えます。

友里より、2桁、いや3桁も年収や財産が上回るtatsuzinさん、その気になれば友里の比ではない

本当に自慢できるレアなワインや古酒

を手に入れることが出来ると思うのです。でもなぜ彼は、真のワイン通が「よだれを垂らすレア古酒」を買わないのか。
その理由は、昨日のtatsuzinさんとの電話やりとりでやっとわかったのであります。
tatsuzinさん、

すべての古酒はコルク臭い

と勘違いしているんですね。ですから古酒には興味がないようなのです。
しかし友里の拙い経験から言わせていただくと、古酒でも新しいワインでも

コルク臭いのはブショネのワインだけ

おそらくはじめて飲んだ古めのワインがブショネだったのでしょう、tatsuzinさん。そして経験が浅いから、新しめのワインでもブショネにぶち当たった経験が少ないのではないか。
でもブショネはコルクを使用している限り、ロマコンだろうが「0000」のモンラッシェだろうが、そして「ごめんね ジロー」であろうが

数%の確率でぶち当たる

のであります。
ご自身の周りには尊敬する(日本一とか)ソムリエがいると自慢しているだけに、友里

その日本一ソムリエはtatsuzinさんにどんなアドヴァイスをしているんだ

と疑問に思ったのであります。その日本一ソムリエさんも

ワインの古酒はみなコルク臭い

と信じているのでしょうか。
tatsuzinさんには、

日本一ではなく、20年近く「世界一」の肩書きを引っ張っている田崎真也氏や現在準備室でくすぶっている中本聡文氏

にぜひ確認していただきたいと考えます。