今月は日帰りでの韓国訪問など出張が数多く続き、ブログの更新が出来ませんでした。申し訳ありません。
一度楽したら(毎日更新を放棄)、元に戻す(頻繁な更新)のが無理なのは「さとなお」のブログで証明されておりました。
しかしこのお休み中、出張で訪れた大阪で信じられないワインの値付けの店に遭遇したのであります。
まずは以下の写真をご覧ください。
なんと単なるノンヴィンのシャンパン、しかもクリコのイエローが
2万円
友里がこのリストを見て椅子から転げ落ちそうになったのはいうまでもありません。
しかもこのお店、ホテル内といっても1階にあって
フレンチビストロ
と自称している、内装はカフェみたいなところなんですね。
小売りでも5000円前後、恐らく仕入れ額は数千円レベルですからこのホテル、
あまりにボリ過ぎ
といっても過言ではないでしょう。
しかもこのホテル、メインダイニングに位置するリストランテ(12階にある)でもこの自称ビストロとワインの値付けが同額。
価格差をつけないと統一性がないというなら、自称ビストロにはもっと無名の小さいハウスの安いシャンパンを用意するとか、リストランテでは高級なスプマンテを用意するとか、頭を使えば差別化の色々なやり方があると思うのですが・・・
関西の高級ホテルはみなこんなレベルなのかと先週末の出張では昨年オープンしたばかりのフォーシーズンズ京都を検証してみたところ、驚くなかれ大阪よりブランド力がある京都なのに
FSの値付けの方がはるかに安い
ことが判明したのであります。
最安値のノンヴィンは
テタンジェ 1万3000円
セントレジスの最安値はコルドン・ルージュの1万8500円(このシャンパンなら小売りでも4000円前後)でありました。
またノンヴィンで同じものもありました。
ボランジェのスペシャル・キュヴェですが
セントレジス 2万9000円
フォーシーズンズ京都 1万8000円
同じワインで
1万円以上の値差
をつけているのですから(しかも大阪の方が高い)驚きです。
こんなバカ高いワインを大阪人は飲むのか、頼むはずはない、それではなぜこんな値付けにしたのか、と友里は疑問だったのですが、今までの経験を思い出してそれは杞憂に終わったのであります。
その理由は
大阪人は店でワインを頼まない
酒代を浮かすことに全精力をかける大阪人。高級店でも廉価店でも関係なくちょっと誇張して言うなら
ワインの持ち込みに命をかけるお国柄
だけに、値付けをリーズナブルにしようがバカ高くしようが大阪ではワインを頼む客がいない。よってセントレジスはもともとワインの売上げを想定していないということなのでありましょうか。
よって限定された接待とか僅かなチャンスに最大の利益を上げるために
日本一高い(友里の推測ですが)値付け
にしたのではないかとの結論に友里は達したのであります。