これまた読者の方からの情報です。ご本人も伝聞だということで、裏を取っているネタではありませんが、あまりに突飛なことなのでかえって信憑性があるようにも感じます。こんないい加減な調査員による審査はしていないでしょうね、といった確認の意味で書いちゃいます。
以前のコラムで、今秋発売されるミシュラン赤本東京版、すでに調査員が店を回っているようだと書きました。今日はその調査員の情報です。
なんと、あの有名なグランメゾン(実名です)の支配人やレストランの元ソムリエが調査員として店を訪問しているというのです。なぜわかったかというと、身分を明かして、厨房を見せて欲しいと言ってきたからだそうです。
今まで、本国でも調査員は果たして店で名乗るのか、完全覆面なのか、意見が分かれていました。3つ星にするときなど、何人もの調査員が確認に訪問し、最後は名乗るといった話もあるようですが、これでは調査員の顔がばれてしまいますね。
今回、この東京では、厨房を見せてもらうために名乗っているというこの未確認情報。しかも、調査員の職歴から個人名まで噂で流れてしまっているようで、これが本当なら、厳格な覆面ガイドとは言えないではないか。だいたい、同業者が他店を冷静に評価できるものでしょうか。
この情報は、いただいた読者には申し訳ありませんが、間違いであると信じたい。そうでなければ、「ミシュラン神話」の崩壊であります。
この情報が間違いだったとしても、こんな噂が流れること自体、ミシュランの権威が落ちてきているのではないでしょうか。
今秋発売ということは、すでにかなりの店調査が進んでいると推測されます。どうも怪しい人たちが来たが名乗らなかった、いや名乗っていった、などの情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、メールいただければ幸いです。