ミシュラン東京版の記者会見と「さとなお」さんからのメール

読者の方から貴重な情報をいただきました。
近々に、「ミシュラン東京版」の記者会見が行われるそうです。発売は秋以降で、既に日本人と外人含む覆面審査員が調査にはいっているとのこと。
審査員の声がかかるのを待っていたこの友里や犬養さんなどヨイショライターの皆さんは、今時点でミシュラン側から接触がないなら諦めたほうがいいということでしょう。
大方の予想と異なって、「星」をつける可能性が大とも言われています。
ご存知のように、ミシュランはタイヤ販促のためにつくられたガイドブックが始まりです。よって、原則的には誰でも訪問できる店しか取り上げないと思いますので、この「東京版」でも、「一見お断り」、「会員制」、「紹介制」、「店データ非公開」などの店は掲載されないのではないでしょうか。
今になって慌ててデータを公開し、一般客に門戸を開く店がでてきたらそれだけで「ミシュラン効果」はあったというものです。
さして中身に差のない「3コース制」の店、コース価格を公開していない店、仕入れ値が毎日異なるからと請求額を明朗にしていない鮨屋などもどう扱われるのか、非常に興味があります。
今ではフランスやイタリアのレストランの厨房で日本人を見かけるのは珍しい事ではないですが、日本の和食の厨房で外人を見つけるのは至難の技。吉兆嵐山にはいるようですけど。
和食はフレンチやイタリアンのように世界に認知されているジャンルではないということで、ミシュラン審査員の中の外人が、果たして和食を審査できるのでしょうか。
日本人にしても、店と親しくなりたがるのは人の常。特に味のわかる方たち、外食が多い人たちはこの業界で知られている可能性が大ですから、果たして「覆面性」を維持できるのかも疑問。知られていない若手を選んだとしたらまったくの経験不足から「過食のオコチャマ」のように、トンデモ店、トンデモ料理に高得点をつけてしまう可能性があり、ミシュランの権威が落ちる可能性があります。
この日本で、公正な評価の「ミシュラン本」を出版できるのかどうか、発売が楽しみであります。
3/10のブログに対しまして、「さとなお」さんから直接メールをいただきました。「和楽惣」のご主人に名乗ったことはなく、まして、我々サイドへ連絡する前に相談に乗った事もない「まったくの事実無根」とのことで、訂正を求められました。
はっきりご主人から「『さとなお』さんに聞いたら『書かれてしまったのはしょうがないね』と言われた」、「『さとなお』さんは濃い味が好きだ」との言葉を電話で直接聞いたのですが、ご本人の「さとなお」さんが完全に否定しているので、どちらかの主張が間違いであるということです。私の聞き間違いはないと確信しています。何回か聞きなおしましたから。
よって、訂正という形ではありませんが、私のブログに対するメールなどは原則すべて公開させていただく事を明言していますので、「さとなお」さんの主張を以下に載せさせていただきます。行変換などの手は加えてあります。

さとなおです。
ある方からのメールで3/10の記事を知りました。
> また、ご主人との電話でのやりとりで、我々サイドに連絡をされる前
> に「さとなお」さんと相談されいることを知りました。
> 私の予想通り、「さとなお」さんは最近は覆面を捨てて、しっかり店
> で名乗っているということです。「和楽惣」には、この店に良く行く
> 知人と訪問されたようですが、自分が「さとなお」だと公開して店や
> ご主人に彼は何を期待するんでしょうか。そして伊藤章良さんとのブ
> ログで店を褒め上げているのですから、彼のスタンスに呆れてしまい
> ます。
友里さんのこの記述ですが、事実と全く相違します。
ボクは「和楽惣」のご主人とプライベートに話したことなどありません し、名乗ったことももちろんありません。というか、あの店は3回ほど行きましたが、メニュー選びについての相談はしたことはあっても(今日はどの魚がい いのか、など)、その他の話をしたことは全くありません。あちらから連絡があったことも、もちろんありません。ご主人はボクを認識すらしていないと思います。和楽惣に一緒に行ったのは、この店によく行く知人とではありません。逆に和楽惣が初めての人としか行ったことがありません。
もちろん、そちらサイドに連絡されるまえに相談されていることも全く ありません。というか、まったく寝耳に水です。ありえません。ご主人の顔すらあまり覚えていません。ましてや相談されるわけもありません。
以上は完全に事実です。どこでどう取材していただいても結構です。ありえませんから。あまりに事実に反するのでビックリしています。どこをどう解釈すればそういう風になるのでしょうか。このようなことを書かれるのは実に心外です。訂正・謝罪してください。
友里さんが、事実と違ったことは違ったとハッキリ訂正されるフェアな方だと信じています。
…………‥‥‥‥・・ ・  ・
 さとなお

両者の意見が真っ向食い違いました。
私への抗議メールも結構ですが、事実と異なるなら「和楽惣」へも抗議されることを進言します。事実と異なる風説の流布というものでしょうか。はっきり白黒ついて事実無根がわかりましたら、ブログで追記させていただきますが、「さとなお」さんへ直接確認せず結果、このような抗議のメールをいただいた脇の甘さを友里は反省しております。同じ轍を踏まず、友里へのメールの前に、「和楽惣」へ確認をされればより抗議のパワーは増したと考えます。