月曜夜からのマスコミのミシュラン取り上げ、凄いですね。そしてマスヒロさんの便乗露出にはただただ頭が下がります。
しかしパーティに招待されたから取り上げているだけで、世間でどれほどの人がわかっているのか。
先日、新橋・虎ノ門地区という都心の個人書店でミシュランを予約しようとしたのですが、なんと、店のお母さん、息子さんはミシュランというもの自体を知りませんでした。ようやくお父さんがでてきて通じましたが、そのお父さんでさえ「なんかこんど初めて出るんですってねー」ですからね。
本屋さんでこれですから、巷、とくに東京都外の人には浸透していないと考えます。
さて、昨日あるマスコミ関係者の方からミシュランガイド東京版を見せてもらいました。パーティで配られたようです。
手にとって見てビックリ。150店すべて写真入りで、その体裁は普通のガイド本と変わりません。予算などが欄外に小さく出ていますが、欧州版にあるようなスペシャリテの記述がなく、驚いたことに店側の口上というのでしょうか、店側に立ったコンセプト、料理の説明文が載っているのです。斜め読みですが、読んだ範囲では、批評や検証といったミシュラン固有の判断、主張というような文の掲載ほとんどないように感じました。
星の表記がなかったら、ただのガイド本と全く同じ。
これだとますますミシュランの権威が落ちると思うのは友里だけでしょうか。
読者の方が言っておられましたが、最終的な目標は大マーケットの中国か。ナレ氏の暴走オリエント特急の最終駅は上海でしょうか。