ミシュランガイドも勘違いしてしまったか

今日も読者の方からの情報です。友里的にネタになりそうな色々な情報をいただけるようになり、昔のように「ネタ不足」で悩むことがなくなりました。反面、得意だった「ワイン関連」の記述はまったくご無沙汰なのですが、それに対するご意見がまったくないということは、そもそも友里の「ワインネタ」、期待されていなかったのかもしれません。
タイトルのとおり、今日は今秋東京版をも発売してしまう快挙(暴挙かも)にでてきた「ミシュランガイド」への問題提起であります。まずは以下のブログの6/26付をご覧ください。
http://blog.livedoor.jp/foodjournalist/
以前何回か取り上げた、ネーミングとその実態がまったく乖離している「日本フードジャーナリスト会議」のブログであります。マスコミ露出の店関係者やヨイショライター、化学調味料を添加しているフグ屋を絶賛していた似非グルメの放送作家などが主な構成要員のこの集り、どこが「ジャーナリスト」なのか。悪い冗談と言い表しましたが、「名称偽装」と言った方がいいでしょう。だいたい主宰している人が「食」に本当に関心があるのか、昔からあったのか。自分の仕事にプラスになるといった嗅覚だけは鋭いようですが、その実態を知ってしまうと引けてしまうのではないでしょうか。
その似非ジャーナリスト会議が6/29にミシュランガイド総責任者のジャン リュック・ナレ氏を呼んで講演を開いていました。しかし、このミシュランガイドというかナレ氏、ガイドを売って利益を上げたいのか、ミシュランタイヤの宣伝をしたいのかその本心はわかりませんが、写真付きのガイドを出版したりマスコミに露出したりとあまりに軽すぎ、ミシュランの権威の低下に大いに貢献していると考えます。
自分がタレントかスターにでもなったと勘違いしているのか。本来編集や運営を担当する人は黒子に徹するもの。経歴をみるとリゾート地のホテルなどの経営に関与したようですが、この人もまた「食」に造詣が深い人だったのか。ミシュランの名声なくして極東の島国でこれほど注目されただろうか。例えばミシュランガイドではなく「東京最高のレストラン」の総責任者に就任したとしたら、これほど注目されなかったというか、「ナレって誰?」といったところでしょう。
ヨイショライターや俄かグルメの放送作家とミシュランガイド、対極の立場と思っていたのですが、同じ穴の狢なのか。宣伝になると安易に出席したのかもしれませんが、ミシュランガイドの信用がこの件だけでも低下するというものです。
また、この似非フードジャーナリスト会議のブログでは、この講演をアップしたブログやHPのリンクを張っています。その中にあの、自称フードアナリストを何千人も養成して受験料や入会金、講義料を稼ぎたいだけとしか思えない「日本フードアナリスト協会」の代表理事の「よこちゃんブログ」もあります。
http://plaza.rakuten.co.jp/athenaios/diary/200706260000
ナレ氏とのツーショット写真をアップしていますが、ナレ氏本人はこんな胡散臭い団体の勧誘に利用されているとご存知なのか。しかもこの代表理事、自分のことを「よこちゃん」、フードジャーナリスト会議の主催者を「わぐりん」と言っているようですが、いい歳してこの言い回し、気持ち悪いです。証券業界出身で金融関係が本業かと思っていたのですが、毒されて業界人になってしまったようです。これだけでもこの団体がまともだとまだ思う人がいるのでしょうか。
どうして世にはこれほど、自分の仕事、商売に何でも利用して利益を上げたいと思っている人が多いのか。誠に残念であります。
鮭野さんのHPで芝浦工業大学システム工学部教授・古川修氏へ出したメールを公開しています。何やら公開質問状のようになってしまっています。アドレス先は芝浦工業大学の古川氏宛とか。
http://sakenomuzo.ld.infoseek.co.jp/newkarakuti.html
古川さんのブログは9日も更新していますからそれほどお忙しいとは思えないのですが、未だに返事がないようです。以前、友里から返事が来なかったとコラムで批判されていた古川教授。このまま無視するのはいかがなものでしょうか。