マック顰蹙会見の主人公役員は「渡り」だった!

先週末だったか、近所のマックの前を通ったところ、店内の客は近くの高校生のみ。まったく盛況さは感じませんでした。

異物の混入は他の食品会社でもありましたが、なぜか行きたくない、食べたくないマック。(もともと食べていませんが)
その原因は、昨年の中国下請け工場の問題に加えて、年初の異物混入に関して開いた

 

木で鼻をくくった会見

 

にあるのではないでしょうか。

 

混入件数は(いちいち)公表できない
「同形状のガラス材の使用はありません。製造工程で異物の混入の可能性は低いと判断します
(歯は食べた方の可能性が)ないとは言えません

 

堅気に見えないスキンヘッドの執行役員にも違和感を持ちましたが、その横でまるで人ごとのように受け答えしていた執行役員が本日の主役である

 

青木岳彦

 

あくまで友里の推測ですが、これらの会見はすべて弁護士と細かく相談したあとのもの。法的な責任を追及されないためですね。
でも我々一般客にすると、

 

なぜ弁護士がついていながら、あんなヘタ打ちの会見になったんだ

 

あの会見を見て

 

さすがマックだ。これからも安心して食べられる

 

なんて思った人は皆無に近いのではないか。普通の感情なら

 

他に安くて同じようなオモチャを配るハンバーガー店があったなら、二度とマックなんか買うものか

 

と思ったのではないか。

ではなぜ、高額報酬の弁護士が監修した会見が客離れを起こすような内容になったのか。
その理由は1つ。どの会社の顧問弁護士も似たようなものでして

 

会社(今回のケースはマック)ではなく、経営陣のことを最優先に考えている

 

からであります。

本来は、弁護士の顧問料など報酬は「会社」が払っているので会社のことを最優先に考えなければならないのですが、監査役や監査法人と同じで、彼らは

 

自分を指名してくれた(雇ってくれた)経営陣に恩義を感じている

 

早い話が、将来の客離れより

 

恩義ある人が目先の責任を追及されないことをいの一番に考える

 

からこそ、あのような立派な会見となってしまうのであります。

 

更に問題なのが、その最優先で守られる役員たち。
スキンヘッドはプロパーのようですが、あの冷徹な人間(お前の家族が本当にマックなんか食べているはずないだろ)に見える青木岳彦氏。

ちょっと調べればわかるのですが、彼はマックのプロパーのたたき上げではなく、よく言えば「プロ経営者」、早い話が

 

単なる「渡り経営者」

 

ネットにある彼の経歴は

 

昭和56年4月 株式会社ブリヂストン入社
平成元年8月 ブリヂストン米国子会社出向コンベンセーションプランニングマネージャー
平成7年9月 同社ビジネスプランニングディレクター
平成11年12月 同社ヒューマンリソーセズストラテジーディレクター
平成12年10月 同社ビジネスプランニングエグゼクティブディレクター
平成16年2月 ボーダフォンアジアパシフィックリージョン入社ヒューマンリソーセズディレクター
平成17年2月 ボーダフォン株式会社常務執行役人事本部長
平成18年7月 ウォールマートジャパン/西友入社執行役シニアバイスプレジデント人材部担当
平成19年3月 同社執行役エグゼクティブバイスプレジデント人材・コミュニケーション担当

 

何軒の会社を渡り歩いて、巨額な報酬や退職金、そしてストックオプションをかすめ取ったのでありましょうか。

マックなんか、つい最近関与しただけ。
この渡り経歴をみれば、愛社精神なんて持ち合わせているはずがないことがわかるはずです。

 

代表者が外人の会社の場合、周りを固める日本人役員は

 

この手の「渡り」が巣くう

 

のが外資系では特に顕著であります。

マスコミはそろそろ、プロ経営者(実態はただの渡り)の過大評価をやめ、真の実力(実態はたいしたことない。MBA持っているか英語がちょっと話せるだけ)を検証するべきであると友里は考えます。(あの新浪さんも渡りでありますね)