マイモン西麻布が閉店

先日外苑西通りを歩いていて気がつきました。マイモン西麻布店の前に粗大ゴミのようなものが積まれているのを発見、店前まで出向いて張り紙で6月13日付けでの閉店を確認したのです。
オープン当初に2回ほど行った際、店内の客は疎らで、アラカルトで頼むとかなりの支払いになりCP悪いと判断して訪問は避けておりました。
親会社のグッドウィルや折口氏の問題も集客に負の影響があったかもしれませんが、もともと客が少なかったのは事実。表を通るたびにいつ閉店してもおかしくないなと思っていたのですが、ついに閉店。私はちょっと判断が遅かったのではないかと思っております。
「ぐるなび」などを見ますと、銀座店や恵比寿店では今では5000円から6000円のコースを設定していますが、当時の西麻布店ではあったかどうか。
一人でワイン飲むと軽く1万円を突破してしまいましたから、オイスターバーとしては高すぎではなかったか。
だいたいオイスターバーとしてのコンセプトが間違っていたのではないか。
NYのグランドセントラル駅にあるオイスター店は有名ですが、東京の提携店も品川駅にあります。本来は乗降客のチョイ食べ店の位置づけではないでしょうか。ちょっと乗り継ぎの時間つぶしに生牡蠣をつまみながらシャンパーニュを飲む。こんな客を回転させるべきではないか。
私はこの手のオイスターバーの経験が少ないですが、ロンドンでは確かハロッズとヒースローでちょこっと食べたことがあります。いずれも買い物客や旅行客の時間つぶし、腹ごなし的な店であります。
少額支払いを回転のはやさで稼ぐべきオイスターバーを、西麻布や銀座という回転がききにくい場所でしかも大箱で運営するには無理があるのではないでしょうか。
「ぐるなび」では銀座店、恵比寿店とも20%オフなどのクーポンがついていますから、これらの店も集客は順調でないのかもしれません。