ビールの栓を勝手に抜くな!

昨日、親戚の法要で茨城まで行ってきました。久々に中距離運転をしたので疲れが出たのか、今朝は体がだるく発熱気味であります。インフルエンザでなければ良いのですけど。

法要が終わり墓参りの後食事に立ち寄ったのが近辺の宴会専門料理店。駐車場にはバスが停車していて、法要や同窓会の他、ブライダルまで手広く手がけているようでした。隣の部屋(同窓会)からカラオケが聞こえる中、20人ほどが座って会が始まったと思って下さい。

女性スタッフがまず何をやったかといいますと、だいたい一人1本相当の瓶ビールの栓をあっという間に抜いて、我々の前に並べはじめたのです。しかも学生服やセーラー服を着ている中学生の前にまで並べて来るではありませんか。友里に怒りが沸いてきたのは言うまでもありません。

飲まない瓶まで抜栓して儲けたいのか

送り迎えのバスを用意しているという大箱な地方宴会場ですが、逆に我々がそのバスを頼まなかったことから、自家用車で来た可能性が高いというのは簡単に推測できたはず。他に交通機関が無いからです。
いや例えバスで来ていたとしても、酒やビールが飲めない客もいるではないか。しかも子供の前にまで抜栓したビール瓶を置く非常識に私の怒りは頂点に達したのです。

このビール好きの友里でも、その日は運転者でしたから酒は飲めない。果たして20人中ビールに手を出したのは5人ほどでありました。まずはビールを何人飲むのか、何本栓を抜くのかを主催者に聞くのが飲食店の矜持ではないでしょうか。
よくブライダルや葬式の費用は値切られないから儲けが多いと言われますが、このビール抜栓。一気に抜いて、たとえ余っても抜栓したビールすべてを請求しても

主催者は文句を言わない

と高をくくった商売を常日頃経営側がスタッフ達に指示していたと私は読んだのです。

残ろうが余ろうが客は文句を言わないから、出来るだけ多く栓を抜け

経営者は多分こんな指示を飛ばしていたはず。性格が悪いのは料理人だけではなく、地方の宴会場経営者も同じ。私はこんな事までして儲けたいのかと呆れてしまったのです。私は主催者ではありませんでしたが我慢できず、クレームをつけさせていただきました。

なんで勝手にビールを開けるのか。子供も飲めというのか。

と。一応店側から謝罪がありまして、最終的には飲んだ本数しか請求されなかったようですが、文句を言わなければそのまま抜いた本数を請求してきたのは容易に推測出来ます。
でも一夜明けて、また今日から文句を言わない客には

子供の分までビールの栓を抜き続ける

セコイ商売を再開しているのではないかと私は考えます。

まともな商売や取引は客側が発注数を指定するもの。本業で私が勝手に商品の数を増やして客に送りつけその数分請求したら、客は怒り狂うはず。
バンケット系(冠婚葬祭)の飲食業はセコイ商売がまかり通っていると考えます。