水曜のブログでネスプレッソのカプセルコーヒーについて取り上げました。
品質を一定にしての大量生産だから、中身はそれなりものしか提供できない。よって各カプセルの違いが出にくいはずだと書いたのですが、掲示板では執拗にネスプレッソの良いところだけを力説される方がおりました。
業務用マニュアルマシーンと違って多くを求めるのは酷でありますが、友里は単に
各カプセルの特徴が出ていない(出せない)
と書いただけで、ビジネスモデル含めたネスプレッソ自体を批判しているのではありません。あれはあれでよく考えた商法であると思っております。
さて自分で好きな豆でエスプレッソを造りたいと思っていたら、読者の方々から面白い情報をいただいたのです。なんと、
ネスプレッソ用の空カプセル(使い捨て 100ヶで4000円弱)
があるというのです。ネスプレッソで好きなコーヒーを詰めてエスプレッソが出来るというのであります。
http://www.ne-cap-for-nespresso.com/?pid=42331979
アマゾンでも扱っていたので、話のタネに早速注文してしまいました。
これでいつでも自宅で好きな豆でエスプレッソが飲めると喜んでいたのですが、プロの方からそれは甘いとの指摘を受けてしまったのであります。
エスプレッソは短時間(30秒ほど)圧力をかけて抽出するので、コーヒー豆は
パウダー状(極細)
にしなければならないそうです。でも細かくしてしまうと、酸化が早いのだとか。
業務用だと量が多いですから毎日豆を挽くことが出来るでしょうが、1日に数杯しか飲まない家庭で都度豆を挽く、もしくはその分量だけ粉を仕入れるのは不可能。
家のミルで挽けば良いだろう
との考えも、家庭用のミルでは無理だと否定。では業務用を買えば良いかというとそれも難しい。
友里は業務用に近いミルを以前購入したことがあるのですが、大きすぎて個人では使い勝手が悪く、しかも調整が難しくて使用を断念したくらいであります。
つまりこの互換性カプセルで自分好みの豆を使ったとしても
劣化を想定したそれなりのエスプレッソ(なんちゃってエスプレッソ?)
しか飲めないということになります。これならネスプレッソオリジナルのカプセルと大差がないかも。
とはいえ、これが本当のエスプレッソだというものを飲んだことがないかもしれないので、それでも満足してしまうかもしれません。
結局の所、後始末(洗いなど)がちょっと面倒ですが、前にも書いたようにスペシャルティコーヒー(挽いたものの購入でもオッケー)をプレスで飲むのが一番簡単でそれなりにコーヒーの本当の味が楽しめるとの結論に達したのであります。
友里がよく主張する言葉に
世の中、良いところ取りはあり得ない
があります。
楽して(カプセル&メンテナンスなし)高質なエスプレッソを飲もうと考えるのは甘かったというのが本日のお題であります。