ダノイ(ミッドタウン)が閉店

昨日ミッドタウンに行って驚いたことが2つありました。
1つは結構タウン内が盛況であったことです。最近ですが平日の夜に訪問した時の寂しさとはまったく違うものでありました。とはいっても、オープン当初の混雑というものはなく、行列が出来ている飲食店も数えるほどでありました。
そしてもう一つは閉店話であります。
相変わらず「ヨロイヅカ」が混んでいるのかと店前を通った時、何か周りの雰囲気が違うことに気付いたのです。よく見たら、隣にあるべき「ダノイ」がクローズしているではありませんか。HPでこの2/22ももって閉店したことを確認しました。
http://www.danoi.jp/roppongi/index.html
本店の他、「ダノイ アルトリ」、「麻布ダノイ 名古屋店」、「パネッテリア ダノイ」と展開していた5件目の、オープンしてから2年もたない閉店。
私の記憶では、ひらまつグループのパスタ店、暗闇坂宮下の「可不可」に続く、ミッドタウン3軒目の閉店であります。
しかし、2年もたないのは異常ではないか。オープン半年は盛況だったはずですから、その後の客足の落ち込みは相当な物があったと思います。
六本木ヒルズでもいくつかの閉店がありました。「青柳グループ」の撤退が有名ですが、それ以外にもいくつかの店が入れ替わったりしております。その他にも、閑古鳥の飲食店を抱えている再開発ビルは多い。交詢ビル、ZOE銀座、銀座ベルビアなどなど。
この手の再開発ビルのコンセプトは、最初から無理があるのではないでしょうか。
私は六本木ヒルズの時から、「わざわざ出店する意味がない」、「客にとって再開発ビルは不要だ」と主張しておりました。
私は飲食店経営者、そしてデヴェロッパーに問いたい。
「それでも再開発ビルへ尻尾を振って入りたいのか」、「それでも再開発ビルへ無垢な飲食店を誘い続けるのか」と。