ゴロー・デラックス（ＴＢＳ）でオンエアされた伊集院静氏の暴言に関して　その１

尖閣諸島を東京都が買い上げるという石原都知事のサプライズ発言、大きな反響をよんでおります。何とへっぴり腰（対外的）の野田政権でさえ、官房長官が

国有化が最適

みたいなことを言い始めました。究極の後出しでありますね。それなら最初から自分で考えろと私は言いたい。石原氏に手柄を渡したくないという発想でしょうか。
新党設立前の打ち上げ花火だとも言われておりますが、石原氏の日頃の態度や性格の悪さはこの際置いておいて、久々にまともな判断をしてくれたと友里は感心したのであります。都民も７割が賛成しているようです。

ここでマスコミが絶対にしない突っ込みをしてみたいと思っております。
中国に媚びうる財界、たとえばトヨタなど大企業の社長や幹部連中に、今回の石原氏の判断をどう思うか

踏み絵をさせてはどうか

既に中国は石原氏の判断に対して猛反発しております。石原氏に賛同したものはその途端に中国を敵に回すことになるでしょう。
トヨタはじめ日頃日本の為だとか偉そうなことをぬかしている財界にこの踏み絵をさせて

己の社益をとるか国益をとるか

をしっかり見届けるのであります。尖閣諸島の都営化、国有化に対し中国を敵に回してでも声上げて賛成するなら、彼らが言う

日本国のためには消費税増税＆原発再稼働＆ＴＰＰ参加

も説得力がありますが、明確に賛成しないなら、消費税増税も原発再稼働もＴＰＰ参加も単なる

自社への利益誘導

にしか見えないと思うのは友里だけではないでしょう。
日頃、「個々の痛みではなく日本全体の国益を」なんて偉そうに言っている経団連の所属会社に

日本にとっての尖閣諸島と自社の対中国売り上げ

のどちらを重要視しているか日本国民なら知りたいのではないでしょうか。
消費税増税やＴＰＰ、そして原発再稼働も日本国の為には仕方ないと困る人を斬り捨てた大企業。それなら

己も尖閣問題で血を流せ

と友里は声を大にして言いたいのであります。己を血を流したくないなら、

偉そうに人前（ＴＶ）でしゃべらず、じっと会長室に籠もっていろ！

大スポンサー相手に、大マスコミや週刊誌が決してやらない調査でありますが、このような「踏み絵アンケート」をする骨のある出版社が１つくらいあっても良いと友里は考えます。

さて昨日予告した伊集院静氏暴言（差別発言）の第一弾です。本日は一番わかりやすい話を持ってきます。
彼は「高収入のスポーツ選手」に何か恨みがある（憧れ以外に羨ましいとは思う人多いでしょうけど）のか、

何でそんなにエライのか

と自著やＴＶで述べております。高収入＝エライ、との判断が既に彼の幼児思考を物語っておりますが。ここまではまだ許容範囲内。問題はタイガー・ウッズが１００～５００億円稼いでいることを例に出して

たかだかゴルファーがそんな金なんか持つことないんだよ

と言い放ってしまった。賞金やスポンサー料はタイガーが強奪したものではなく、支払い主が納得して出したもの。確かに高すぎる、そんなに稼いでどうするの、との疑問はあるでしょうが

そんな金なんか持つことない

と言い放つ権利は伊集院氏にはないでしょう。印税で稼ぎまくっている村上春樹氏に彼は

なんでそんなにエライのか

と言えるのか。深夜のＴＶで酒飲んで品ない言葉を吐く人と、イスラエルでスピーチする人と、どちらがまともかは明らかであります。
伊集院氏の暴走はまだまだ止まりません。大金稼ぐゴルファーに対し

ただボール打って穴に入れるだけなんだから

確かに簡単に言えばその通りですが、それなら作家は何なのか。

ただ文章書いているだけではないか

とどめは次の一言であります。

そんなこと（ボールを穴に入れる）は社会にとって何の役にも立たないんだから

つまりタイガー・ウッズはじめゴルファーは社会に何の貢献もしていないと言っているのです。
こんな伊集院静氏の暴言の数々をＴＢＳはオンエアしてしまって、この会社、社内コンプライアンスは確立しているのか。誰もチェックをしていないのか。
ＴＢＳはマスターズを独占放映しています。ゴルフトーナメントも放映しているのではないか。それらのスポンサーに対する配慮を、この番組のプロデューサーは考えなかったのでしょうか。

特にタイガーはスランプになっているとは言え未だにゴルフ界の人気者。日本での仕事も多く、スポンサーもかなりあるはずです。精力強すぎて物議を醸したタイガーですが、