今日の東京新聞に掲題の記事が載っていると朝の番組で紹介されていました。
何でも統計をとってみたら、高コレステロールの人の方がガンにもなりにくく長生きしているというのです。「高コレステロールは病気ではない!」
ホントかいな。もう何年も「メバロチン」を処方されつづけられている私の立場はどうなるんだ!
そう言えばかなり昔にも、あくまで統計的なデータ分析結果との前置きで、「コレステロールが低いとガンや自殺が多い。高いと心臓病や脳疾患が多い」といった話を聞いた記憶があります。
三共(現 第一三共)の儲け頭だったとも聞きますこのメバロチン錠、本当は必要ないものだったのか。
ここで医者から聞いた話を思いだしました。
評判の悪い「後期高齢者医療制度」など医療費の国負担の増大がかなり前から問題になっております。
医療費削減の一つとして、薬価や施術の点数引き下げが毎年行われておりますが、薬や検査の乱発で対抗する医療業界に対して根本的な解決になっておりません。はっきり言えば、国と医療業界の慣れ合い、予定調和のお芝居みたいなものです。
それよりも、ジェネリック医薬品(後発品)だけではなく、先発品も薬価を下げてしまえば「ジェネリックの普及」などの無駄な啓蒙活動費(宣伝費も含めて)もなくなり、医療費も削減されるというものです。
特許の切れた薬を他のメーカーが発売するのが「ジェネリック医薬品(後発品)」で、当然薬価は半分くらいと安いのですが、特許切れの「先発品」の薬価が「ジェネリック」の倍くらいと、実は下げられていない事はあまり知られていないと思います。大手薬品メーカーの宣伝広告費は莫大であります。この問題は、マスコミ含めて「タブー」なんでしょうか。広告代理店勤務の「さとなお」さんには絶対に触れられない「政治ネタ」というか「業界ネタ」でありますね。
下記URLでメバロチンとジェネリックの薬価の違いを見てください。後発品がかなりありますが、私も未だに「メバロチン」を処方されていますから、後発品はほとんど普及されていないのではないか。
http://www.okusuri110.com/cgi-bin/dwm_yaka_list_se.cgi?2189010&%83v%83%89%83o%83X%83%5E%83%60%83%93%83i%83g%83%8A%83E%83%80
こんなアホなことをやっていては、医者、薬局サイドがわざわざ安いジェネリックを使うとは思えません。保険診療の病院へ通う患者は、飲食店で言えば「経費族」のようなものです。
寿司屋に同じ質のマグロが2つあったとします。5000円と1万円のどちらで請求しても良いと言われれば、客が経費族やヒルズ族だったら、高い方を出したいのが人情でしょう。
特許に守られて何年も儲けたのですから、先発品の薬価もジェネリック並に下げてこそ、本当の医療費改革になるのではないでしょうか。
こんなこと書いてしまってはこの友里、医療業界や薬品業界(開発資金のある大手だけ)、厚労省、族議員からも目をつけられることになるかもしれません。