昨日のブログで、レストランには出資者がいて己の担保能力による借り入れだけで運営している真のオーナーシェフ(オーナーソムリエ)の店は少ないと述べました。
友里掲示板ではそれに対する書き込みが増えましたが、面白かったのは以下の書き込みであります。
http://tomosato.net/test/read.cgi/bbs/1283286181/45
なんと、ミシュラン掲載店(2つ星以下)のフレンチ・イタリアンで、完全個人オーナーの店は
ル・マンジュ・トゥー
エディション・コージ・シモムラ
の2店しかないという衝撃の内容。3つ星では、
カンテサンス→グラナダ
ジョエル・ロブション→フォーシーズ
ロオジエ→資生堂
とすべてオーナー(経営会社)が別ですから、ミシュラン掲載店(フレンチ・イタリアン)では2店しかオーナーシェフの店はないと言うことなのでしょうか。
裏をとっていないのでこの書き込みが真実かどうかはわかりませんが、それほど
似非オーナー
が世に蔓延しているという証左と考えます。
しかしこれは何もレストランに限る現象ではありません。
世に、女性オーナー社長と持て囃された
ゴルフ会員権売買会社
コンサルタント
インテリア・宝飾
などの会社がありましたが、真の意味での「オーナー」とはほど遠い実態の会社がほとんどではなかったか。
いや女性だけではなく、男性社長でも実態は「客寄せパンダ」で、
?似非オーナーの単なる雇われ
が多いと言われております。
似非でもオーナーと名乗る方が「商売」になるという事業戦略なのでしょうが、嘘までついて儲けたいものなのか。
もっと有名な似非オーナーがいました。
以前はナベツネ、今は滝鼻氏が自称している「球団オーナー」ですが、これも立派な似非であります。
読売ジャイアンツの運営母体は「株式会社 読売巨人軍」。そしてこの会社の親会社が、「読売新聞グループ本社」であります。ナベツネや滝鼻氏も本社の株式を持っているようですが、これは役員に「貸株」として与える慣例からのこと。真の株主(出資者)ではなく、単なる雇われなんですね。
読売に限らず、ほとんどの球団オーナーは雇われですから、球界には英語がわかる人が皆無なのかもしれません。ずいぶん遅れている業界であると考えます。
オーナーでないのにオーナーと自称することは、
空しい
と感じるのが普通の感覚だと思うのですが、彼らにはそんな常識がないようです。
友里征耶はなぜに真のオーナーに拘るのか。そんなの関係ないと思っている純粋な一般客に私は何度でも申し上げたい。
レストランの良し悪しは、実権を持つ経営者(オーナー)の性格によって左右される
どんな手段を使ってでも儲けたいと思う人の店と、客の満足があってからの利益と思う人の店では、食後感はまったく異なるからであります。
?性格の悪い料理人(経営者)の店にうまいものなし
これ定説です。