昨日の読売新聞では、外部電源が引き込めれば今すぐにでも回復するかのように大マスコミが垂れ流していた原子炉冷却の頓挫が書かれておりました。
そんな簡単に再開できるはずがない
と当初から書いていた友里。株売買は相変わらずマイナスでまったく予想が当たりませんが、こと原発事故に関しては神がかり的に予想(機械系でちょっと発電所の知識があれば誰でもわかります)が当たっております。
代替案としては、新たな冷却装置を設けて圧力容器に配管する「外付け」、格納容器を水で水没させる「水棺」、漏れ続ける高濃度汚染水を循環させて冷却する「漏水循環」などが検討されているとか。
しかしいずれの案も、放射能ジャジャ漏れの原子炉近くで人による細かい作業が必要なため
実現性に乏しい
と私は考えるのです。
格納容器が壊れているのに水を満たすことが出来るのか、外付け装置をわざわざつけるくらいなら現有装置を修復した方が早いではないか、とかちょっと考えれば子供でもわかることであります。
高濃度汚染水を循環させる方式も、その加熱された高濃度汚染水(燃料棒を冷却すると逆に冷却水は加熱される)を何かの熱交換器で冷却しなければ循環できません。この現状で、正常に運転できる熱交換器が生き残っているとは思えないのです。
アリバイ造りといいましょうか、政府や保安院、そして東電はアフォではなく優秀な人の集まりですから、友里がわかることは
とっくにお見通し
のはず。要は今の冷却方式(外から水をかける、流し込む)をダラダラと何年も続けるしか策がないがわかっていながら、国民の目をそらすため次々と
代替案のアドバルーンを上げているだけ
?と私は考えます。それを証明するのが新たに検討されている
20キロ圏外にも避難区域の設定
であります。福島第一原発から北西に位置する川俣町や飯舘村などをあらたな計画的避難区域に指定するようです。その理由は
今までの積算線量(放射線)を考えると、1年間で20ミリシーベルトに達する可能性がある
換言しますと、政府はこの1年では放射能ジャジャ漏れが終息しないと考えているということでしょう。短期間で終息するつもりなら、
1年間の積算量なんて想定しない
からであります。
不安を煽るつもりはありませんが、福島県の多くの土地が今後長く立ち入り禁止区域になってしまう可能性を否定できません。
さて鉄人社から今春出版予定だった「友里オススメ本」、大震災のため延期となっておりましたが、なんとか
6月出版
の目処がたちましたのでここにご報告させていただきます。
大震災による経済事情や自粛ムードでグルメ本など出しても受け入れられないとの考えもありましたが、グルメ本の出版がない時期だからこそ出版する意味(売れるのではないか)があるという
逆張り
の発想であります。
特に今回はポジティブシンキングではありませんが、初のオススメ店列挙本。少しでも自粛ムードを払拭するレストラン訪問のカンフル剤になればと思っております。
でも今回取り上げる店はすべて訪問しておりますから、過去のブログなりコラムに載っているんですね。ディープな友里ウオッチャー(居るのか?)なら、予想できてしまう90店前後なのであります。間違っても
すきやばし次郎
すし処しみづ(現在は「新ばししみづ」だとか)
野田岩
カンテサンス
京都吉兆グループ
菊乃井グループ
みかわグループ
七丁目京星
を掲載することはありませんのでご安心ください。