インタビューコメント、いつ考えているんだ

昨晩「月刊 めしとも」の企画で恵比寿近辺の店へ行きました。埋没してしまった感がある料理の鉄人「マッサ」がある近くですが、滅多に歩かないこの地域、色々なレストランがあるのに驚いたのです。和洋中と言ったジャンルではなく、最近は食材を限定した専門店があるんですね。?

特に「自然生」(自然薯だと思っておりました)の専門店には驚き。自然生を使った色々な料理があるのですが、腹がふくれるメインは「トロロ鍋」のようです。
その他、黒豚と野菜、焼き野菜などをメインにうたった店もありました。レストラン業界もジャンルがどんどん細分化されてきたようです。

そんな中、「骨太ビストロ」というキャッチの店も見つけました。ディープな味付けでボリュームがあるように感じるではありませんか。いかにも友里好みの店みたいですが、看板通りかどうか検証が必要でしょう。

さていつ頃からでしょうか。試合後、TVカメラの前でスポーツ選手が一人でコメントを発する場面が定番になっています。
しかもそのコメント、勝った時は喜び、負けた時は悔しさを滲ませる、といった「素直さ」を隠し、何か「哲学的」なものばかりで変だと思いませんか。
直近のものではカメルーン戦に勝利した岡ちゃんのコメント。

アウェーのW杯で初勝利だが、我々はまだ何も手にしていない

おいおい、今回の南ア大会では最初で最後の「勝利」を手にしたんだぞ。何格好つけているんだ、岡ちゃん。

ホントはボクも0勝3敗でどうやって1億円の監督報酬貰い逃げ批判をかわそうかと、戦略そっちのけでそればかり考えていたのに、本田のトラップミスが偶然右足に当たって足下に落ち、得点できてラッキー

くらい言ったらどうか。

教養ない、下品だと言われそうですが、アルゼンチンのマラドーナ監督の素直なコメントの方が私はすっきりします。コメントに神経使う暇があったら、その分ゲームで頭を使えと私は言いたい。

この「格好つけ」のコメント、私の記憶では芝生の種馬・タイガーウッズが先駆けではないか。意味深な、もしくは格調高いコメントを連発していましたが、実際の頭の中はセックスばかりだったようですから笑っちゃいます。
細かい文言は忘れましたが、松坂選手の

・・・が確信に変わった

とかいうのもありましたっけ。確信した翌年から、高額年俸貰い逃げになってしまったと思うのは私だけではないでしょう。

私は彼らスポーツ選手に聞きたい。こんな格好つけコメント、いつ考えているんだ。まさか試合中に考えているわけではないとすると、試合前に勝った時、負けた時と二通りのコメントを用意しているということでしょうか。
我々観客は、スポーツ選手のパフォーマンスを見たいのであって、自分の頭を良く見せたい上辺のコメントに期待しているのではないということを自覚してもらいたいと私は考えます。