アベンジャーズを観てしまった!

以前のブログで発表した「会員制掲示板」でありますが、なかなか重い腰を上げられず始動が遅れてしまいました。
当初予定していた10月1日オープンは難しく、数週間ずれ込むことになりますが、数少ない参加希望の方にはご容赦いただきたくよろしくお願い申し上げます。

さて、本日のブログは久々の友里流映画鑑賞記であります。
映画館で予告を見て前々から気になっていたのが、アメリカはマーベルコミックのヒーローたちを6人集めた

アベンジャーズ

でありました。各ヒーローとも、一人で主役を張れる有名人であります。特に友里が気に入っているのがアイアンマン。2年前には2作目が出たばかりのスーパーヒーローであります。
普通、このような寄せ集めを企画する場合、映画のヒーローにしても、料理人のコラボにしても、落ち目の三度笠の場合が多いはず。
よってアイアンマンⅢを期待していた友里には、この寄せ集め映画が意外でありました。

今月半ばから日本でも上映されている「アベンジャーズ」、アメリカとおなじく日本でも大ヒットと言われているようですが、友里が見たのはスイスからの帰りの機上でありました。
行きのJALは9月より流すと言うことで空振り。でも帰りのエールフランス便では機内で上映していたのであります。

ストーリーはこの手の寄せ集め物のお約束というのでしょうか、取りまとめ役に一人一人説得するような形で集められたヒーローたち、当初は反目しあうこともありながら、最後は結束して最大の敵を打ち負かすというものであります。
今回登場するヒーローは

キャプテン・アメリカ
マイティ・ソー
アイアンマン

のアベンジャーズビッグ3の他に

超人ハルク
ブラック・ウイドゥ
ホークアイ

の合計6名。S.L.ジャクソン演じる司令官?(取りまとめ役)は実際に敵と戦わないのではずすこととします。
同じコミック誌の中にあるこれらヒーローたちを寄せ集めた映画とは

「ひらまつ」グループのASO、ひらまつ、ポール・ボキューズ、オーベルジュ・ド・リル、サンス・エ・サヴールのスペシャリテを一度に食べる

という暴挙のようなものと断言してはまた怒られるでしょうか。嫌いな言葉ですが、互いに「マリアージュ」するとは思えません。
料理と同じく、各ヒーローの特徴(戦闘能力など)の次元がまったく異なるので、噛み合わないんですね。

ブラック・ウイドゥとホークアイ、そしてキャプテン・アメリカは極端な話、敵を一人一人倒す能力しかない。特にブラック・ウイドゥは身体能力が高いと言っても普通の人間であります。
ホークアイ、矢の名人とはいえやはり一矢ずつしか撃てませんから破壊力は知れています。しかも最後は弾切れ(矢がなくなった)となってしまった。
キャプテンにしても、強力な防御の盾がありますが敵はやはり一人ずつしか倒せない。だいたい、この3人は当たり前ですが空を飛べないんですね。

反面、他の3ヒーローの破壊力はすさまじい。
マイティ・ソーは稲妻まで発生させることができます。勿論空も飛べるようです。
ハルクは巨大ビルをあっという間にぶちこわすパワーがあります。でもホークアイ、キャプテン・アメリカ、そしてブラック・ウイドゥの3人が束になったとして、1ヶ月かかってもビル一つ破壊することは出来ないでしょう。

そして極めつけは友里も大好きなアイアンマン。この映画では、NYを狙った核搭載のミサイルを、敵のいる異次元へ持って行ってしまいました。
友里に言わせると、ヒーロー6人をわざわざ集めなくても

アイアンマンのパワードスーツをもう1つ造るだけで充分

2年前のアイアンマンⅡでは、このパワードスーツを主人公の友人(アメリカ軍将校)も着ておりました。パワードスーツもそれを着こなす人も実際はいるのです。(映画上ですよ)

戦闘能力の小さなウイドウ、キャプテン、ホークアイに頼むより、

トニー・スターク(アイアンマンの主人公)にパワードスーツをもう1つ造らせた方が、より早く地球の敵を倒せるではないか

と主張する友里が映画をプロデュースしてしまっては、現在のような世界的大ヒットとはならなかったでしょう。
しかしこの映画が当たってしまったということで

アイアンマン単独の三作目が制作されるのか

いつの間にかトニー・スタークと秘書のペッパー・ボッツが完全な恋仲に発展しているだけに、単独の次作が待ち遠しい友里であります。
(ペッパー・ボッツ、コミックでは、パワードスーツを装着して女性アイアンマン、もとい、アイアンウーマンになっているようです)

しかしなんだかんだ文句を言っても、頭を空にして楽しめる映画であると考えます。