先週から新しいシリーズの「相棒」が始まりました。
オンタイムで見られなかったので、土曜日の夜に録画を見た友里、
2時間近く目を開けて見るのが苦痛
であったのです。
脚本が緩いと言ってしまえばそれまでですが、薄い内容で無理に2時間枠にしているのに加えて
現実にあり得ない設定の連発
に、見ている方が痛くなってしまった。
そもそも縦社会で組織の引き締めが厳しい警察組織の中、勝手気ままに動き回ることができる部門があるという設定自体に無理があるのに
法務省キャリアが警視庁に出向して右京と一緒に捜査を担当
という新しい相棒の設定自体が苦しすぎる。
しかも
無期限停職の身で庁舎に自由に出入りでき、しかも捜査までしちゃう
という杉下右京の無茶苦茶。
また今回は相棒達をバックアップする大物官僚が警察庁の高官(前シリーズの息子の不祥事で官房付けの閑職になっていた)に加えて
法務省次官
まで登場してきたのですから呆れます。
相棒の反町が事あるごとに法務省次官の名を利用するところなど
浅見光彦シリーズ
になってしまったかと思ったくらいであります。
刑務所内で教祖的な囚人が存在すること自体も信じられないし、
独房内へ刑務官が一人で入って囚人にぶちのめされる
刑務所内で数十人規模の暴動が発生する
というのもあまりに滑稽。
殺人を教唆するため、囚人を金縛り状態(実際は黒い袋に上半身を包んで数人の囚人で押さえ込むだけ)にして死者の言葉を信じさせるなど
子供でも引っかからないぞ!
また反町の演技にも疑問。
俺って~ イケてるだろ!
的な仕草も、今までの相棒とスタンスが違ってなじめなかった。
そもそも反町
演技が下手すぎる
んですけどね。
スタートダッシュを謀りたい初回の内容がこれですから、2回目以降の1時間枠になったらどんなレベルに下がるのか。
前シリーズで無理矢理に甲斐亨をお役御免にした無理が祟っているのでしょうか。数年前から脚本に
手抜き
を感じていましたが、今シリーズが決定的なダメージになるのではないか。
反町の登場が終わりの始まり
となる可能性大と友里は考えます。