マスヒロさんの後継者として商売熱心なところも引き継いでいるのか、過食のオコチャマ・来栖けい氏。読者の方からの情報ですが、焼き菓子屋とタイアップ商品をつくって自身のブログで宣伝しておりました。
http://www.kurusukei.com/2009/02/box-e49c.html
友里掲示板での書き込みでは、「来栖けい氏は人を幸せにしているのだから問題ない」といったご指摘を受けました。
確かに料理やスイーツのランク付けした本を何冊も出し、TVに露出している人の薦める店、料理、スイーツを経験して「美味しい」と幸せな気分になったと錯覚する人は居ると思います。でも単なる「蛙」が井戸の中の出来事を紹介しているだけに過ぎないことで真の幸せな気分になれるのか。
一番質が悪いと私が思うところは、彼が何千軒という店訪問数を自慢げに書いて、いかにも「大抵の店を知り尽くしている」と装っている点であります。
デビューして5年、放送作家、自称女流作家や自称文化人などとの食べ歩きで訪問数は人並み以上、この友里より多くなっているかもしれませんが、デビュー前の訪問歴はまともなものなのか。偏りが多すぎるのではないか。
何千軒も訪問したという割に、「さわ田」、「兼定」、「次郎」、「水谷」、「銀座 小笹寿し」など有名店へ一回も行かず、奥沢の「入船」という寿司屋を日本一と評価、今更引くに引けず「東京最高のレストラン」でも彼だけ最高点をつけているのを世間が見逃して良いものなのでしょうか。
私は「入船」が前述の鮨屋に劣っていると言っているのではありません。美味い不味いは個人の嗜好、どんな舌でも構わないのですが、著書では鮨屋訪問を極めた結果、「入船」にたどり着いたと堂々と書いているわけです。
無垢な一般読者の中には、「次郎」、「兼定」、「小笹寿し」、「水谷」、「さわ田」など有名鮨屋を食べ歩いた結果、「入船」が一番なんだなと受け取った方も多いはずです。
真に受けて「入船」へ行き、美味しいと思って「日本一の寿司屋へ行った」と自己満足したり自慢したりする一般客、果たしてこれが「幸せ」なのでしょうか。
端から見れば「裸の王様」を生み出しているとしか思えません。オコチャマ自体が「裸の王様」とも言われていますから、これでは世に「裸の王様」が溢れかえってしまいます。これが「幸せ」な事なのでしょうか。
日本には「本質」を知らない方が幸せ、ネガティヴな事はたとえ真実でも聞きたくない、騙されても良い気分で終わりたい、といった国民性がまだ主流のようですが、これがつまらない「やらせ」もとい「演出」のTV番組だけではなく、国益を忘れた政治屋を野放しにしている原因であると思います。
イントロからかなり外れてしまいましたので戻ります。
店や料理、菓子をランク付けするライターが、特定の店とタイアップして、自分のペンネームを冠にする商品を店に造らせ、宣伝して良いものなのか。
映画評論家が自分でプロデュースした映画を「面白い」と宣伝しているようなもの。自動車評論家がタイアップ契約したトヨタ車を「素晴らしい車だから買って損はない」と宣伝しているようなものです。
映画や自動車の分野で、こんなあからさまな金儲けをしている評論家は許されないのに、なぜ飲食関連では堂々と存在できるのか。飲食業界の地位向上の足を引っ張っているとしか思えません。
友里掲示板
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