TPP、大筋でアメリカと合意していたんですね。
ウクライナ問題、韓国船沈没、ベトナムと中国の領海争い、集団的自衛権の容認といったニュースのおかげで純粋無垢な友里は気付かなかったのですが
牛が9%
豚はキロ当たり50円
とほとんど投げ売り状態の低関税率でアメリカと合意しちゃったようです。
現状では牛の関税率が38.5%、豚はキロ当たり482円ですからインド人もビックリの出血大サービスではないか。
元値が安いですからアメリカ牛や豚、9%や100g5円の上乗せなんて
ないに等しい
と友里は考えます。
先日の友里ブログでは、アメリカの顔を立ててオーストラリアと決めた関税率より下げるはずだと予想しましたが、ここまでアメリカに媚びへつらっているとは想定外。
アメリカの豚肉が美味しいのかどうかはよくわかりませんが、ブラックアンガスを代表するアメリカ牛は脂ギトギトで栄養失調(A欠牛)の和牛よりヘルシーで美味しい(あくまで友里の嗜好)ですから誠に有り難い。
和牛なんて、すき焼き以外ではほとんど食べないだけに(「かわむら」と「ひらやま」では食べておりますけど)、この関税ゼロにも匹敵する英断で
和牛が絶滅してもさして困らない
と発言したら、また暴論だと怒られるでしょうか。
最近は、イタリアンやフレンチ、そして中国料理にまで
脂ギトギトの和牛が進出
してきております。
味なんか関係なく、料理単価を上げて粗利を稼ぎたいから
無理に和牛を使っている
と友里は思っているのですが、このTPPをきっかけに、和牛の生産量が激減するか、A欠させることによる脂ギトギトの無理矢理サシ入れという肥育法が改まれば良いと考えるのです。
最近アメリカなどでフォアグラを否定する州がでてきております。
無理して肝臓を肥大化させるなど、その肥育法の残酷さを問題視していると思うのですが、考えれば和牛も
栄養失調(ビタミンAを欠乏させる)にしてメタボ化
人間にこの肥育をやったら批判されるのは必定なだけに、牛にも牛権を認めてこんな無理な肥育法をやめてもらいたいものです。
サシを入れない和牛がどんな味なのか、よくわかりませんけど。