本日発売の週刊新潮、週刊文春の2誌は、まるで談合したかのように
橋下前大阪府知事の出生
について掲載しております。新聞広告を見ただけですが、どう見ても来月予定されている大阪の府知事&市長ダブル選挙で橋本氏、維新の会にとっては不利になる内容。
橋元氏の出生なんてこの1週間で発覚したはずがなく、この友里でもかなり前から知っていたこと。誰が考えても
為にする
という思惑が働いているとしか思えないでしょう。
水に落ちた犬を叩くのはマスコミの常。小沢一郎を例に出すまでもなく、東電しかり、オリンパスしかり。
教育基本条例問題や島田紳助との関係がミソをつけたのか、持ち上げ一方だったマスコミの潮目がすっかり変わってバッシングに近い扱いになってしまいました。「独裁発言」も裏目にでてしまった。どこかで
マスコミの尾を踏んでしまった
と言うことでしょうか。
そしてオリンパス。企業買収にからむ助言会社への報酬額の疑惑は深まるばかり。日経でさえ現経営陣(新社長サイド)に厳しい論調であります。
しかしこの高山という新社長、討ち死覚悟で問題の中心人物と思われる菊川前会長兼社長を守る
殿(しんがり)役
を買ってでたのでしょうか。2150億円の企業買収額に対する助言の報酬が
約660億円
はあまりに異常ではないか。しかもイギリスの監査法人がその莫大な報酬をもらった2社に関して発表した中間報告にも唖然であります。
アメリカの会社(AXES)は元野村證券の日系男性が代表だが、事業の実態がなく電話も繋がらない
ケイマンの会社(AXAM)は、莫大な報酬を受け取った3ヶ月後に登録が抹消されていた
子供でもこんな不透明な金の流れ、裏金作りかキックバックだとしか考えないのではないでしょうか。(闇に流れたのではないかという説もあるようです)
オリンパスの脇が甘いところは、このような状況でも逃げ切れると踏んでいるところ。確かに純粋無垢でアフォな日本人株主と、株主より会社側の肩を持つ日本の司法相手だけなら
適切だ
と言うだけで大丈夫かもしれません。でもオリンパスは一応国際優良企業でありますから、株主は日本人だけではないんですね。
どういう根拠で適切なのか説明できない
現経営陣の今後は限りなく暗いとしか言いようがありません。
先日1社独占で胃内視鏡の開発秘話ドラマを流したばかりのオリンパス。せっかくの宣伝費が泡と消えてしまったようです。
大王製紙の105億円不正借入問題に加えて今回の660億円問題。サラリーマン社長(創業家と言っても株支配できるほどの持ち株はない)のやりたい放題(主に高額報酬)は日本企業だけではないですが、こんな不明朗な金の流れはこの2社だけのものなのか。
何かと言えばコンプライアンスと唱える上場企業でありますが、実態はまったくいい加減、橋下前府知事以上の社長独裁がほとんどではないか(マスコミも)と考えます。