3年分のQコラムの閉鎖に関しましては大変心配をおかけました。また、沢山の方からご意見、ご助言などをいただきました。大変為になるお話ばかりでして、ここにあらためて御礼申し上げます。
とりあえず緊急避難的といいましょうか、とにかく無断借用といわれる状態から逃れるための一時閉鎖でありました。著作権を侵害しない色々な方法や戦略をお教えいただきまして、なんとか最小の負担で再開できるのではないかとの見通しが立つようになりました。その際は、読者の方のご支援におすがりする事になるかもしれません。見通しが立ちましたらすぐさまこのブログで報告させていただきますので、しばしお待ち願いたいと思います。
さて、今朝、面白い情報が飛び込んできました。何でも港区近辺に配布された新聞の折り込み広告の中に、あのデュカスの「ブノワ」の宣伝があったというのです。すぐさま時間をつくりまして確認したところ、本物でありました。パリの本店からシェフが来日してのイヴェント広告であります。
しかし、知名度はないかもしれないパリの一つ星ビストロですが、あの世界を股にかける商売人、アラン・デュカスが関係している日本支店であります。折り込み広告といいますと、ピザの宅配の他、地域限定の街場の料理店をたまに見かけますが、鳴り物入りでオープンしたデュカスの店が折り込み広告で集客を狙うとは思いも付かないことであります。
この行為が余計にイメージダウンにつながる暴挙だと思うのは友里だけでしょうか。秋に向かってパリ店も稼ぎ時に入るはずなのに、シェフを一時的とは言え輸出してしまっていいのでしょうか。話題造りの梃入れをしなければならないほど青山店は追い込まれているのか。
確かにデュカスの考えるコンセプトは、舞浜も銀座も青山も首を捻るものばかり。一回のミスなら言い訳も出来ましょうが、3回連続ではずしたとなると、日本でのデュカス神話にも陰りが出るというものです。