なんと、東京オリンピック前に羽田にのう1つ、ホテルが建つようです。
羽田に直結、新ホテル開業へ…東京五輪見据え
確かに今後も羽田空港は、深夜・早朝の時間帯だけではなく昼間の国際線も増えてくると思うのですが、果たして空港近辺での宿泊需要がそれに伴って伸びるものなのか。
友里はホテル周辺のホテルに留まった経験があまりない。
すぐに思い出すのは
夜の出発便が大雪で欠航したためエアラインのバウチャーで泊まったヒースロー空港周辺ホテル
だけか。
いや、あとロス空港郊外のマンダリンにも泊まったことがありましたっけ。
その国へ訪れる外国人、その目的は観光かビジネスが一般的でありますよね。
そして、その観光やビジネスの目的地の大半は
その地の空港絡みではない
はず。
つまり、観光客は空港を観にきたわけではなく、ビジネス客の大半も空港絡みの商談ではないはず。
何が言いたいかといいますと
わざわざ空港周辺に滞在する意味がない
ということ。
日本だけではなく海外の空港周辺のホテル、通りすがりに外から見ただけですが
ほとんどがチェーン展開の廉価大箱ホテル
ではないか。
早い話が、乗り継ぎでどうしても日を越えてしまう乗客や、友里のように急な欠航でホテルの予約をしておらず、しかも翌朝早くの搭乗のケースなど
バウチャー絡みの宿泊客
がメインではないかと考えるのであります。
例外はありますが、どの国でも空港とその中心地へのアクセス、少なくとも30分以上はかかるはず。
数泊する観光やビジネスなら、空港周辺にへばりついて宿泊するとは思えないのであります。
かくして羽田も似たような利用になるのではないか。
いや、羽田の場合は東京中心まで30分かからないので、アクセスの問題はないかもしれません。
しかし羽田は成田の存在があり、他の国の首都空港のように
完璧なハブ化を進めにくい
という事情があります。
乗り継ぎ客のみの増加がそれほど見込まれるのか。
しかも客心理を考えると
何が悲しくて、せっかく東京に来たのに、風情のない羽田空港周辺に宿泊しなければならないのか
記事では、
東京五輪見据え・・・
ともありますが、オリンピックが終わってからもそれなりの需要が見込めると思っているのか。
わずか数週間の商売のために、突貫工事でホテルを建てるとしたら、それはあまりにリスキーであると考えます。