まずはこの記事をご覧ください。
日本マック株の売却検討 米本社、苦戦で経営見直し
日本マックは期限切れの鶏肉使用や異物混入問題に加え、その対応の悪さから業績が低迷していると聞いておりましたが、アメリカ本社も厳しいとのこと。
そういえば
マックキラー
という言葉を聞いたことがあります。
日本にも今年上陸した、NYCで人気のハンバーガーチェーン「シェイク・シャック」のことでして、友里も何回も食べたことがありますが、確かに
マックより美味しい
ブロードウエーには通りを挟んでほぼ対面にこのマックとシェイク・シャックが店を出しているのですが、人気度は雲泥の差でありました。
マックキラーと言われるくらいですから、マックの客をシェイク・シャックがどんどん奪っていったのでありましょうか。
まあ、価格がマックとシェイク・シャックでは価格がかなり違いますから、
高いシェイク・シャックの方が旨いのは当たり前
なんですが、「和民」を例に出すまでもなく、
商品特色にない(どこでも買える)単なる安売りは限界が来る
ということでしょうか。
ユニクロも単に安いだけならすぐ息切れしたでしょうが、商品に特徴を持たせての安売りですから、今のところ順調であります。
ところが、どこでも手に入るような小売り商品の安売りは
一時的でいずれ息切れ
するのは必定。
マックのハンバーガーも、実態は価格なりで美味しいとかそういうレベルではありません。
特徴のない商品の安売りのビジネスモデルはいずれ破綻するということでしょうか。
安売りを仕掛ける人や企業は後を絶ちませんが(飲食業界では「俺シリーズ」とか「いきなりステーキ」)、飽きられてしまっては元も子もないですし、価格のみの競争に突入したら互いに疲弊するだけです。
しかし世の中には、一回の成功体験で「安売り」に執着するケースが多いですから、消費者としてはある意味貴重な存在であると考えます。
マック、根本的に営業方針を変更(高級志向と廉価志向の二極化をして規模縮小など)しなければ、今後も厳しいと友里は考えます。