ここが変だよ、TPP論争  犠牲にする業種を明らかにしろ!

TPP参加表明が間近に迫ってきたようです。そこで本日からTPP問題を扱う時のブログタイトルを掲題に変更しました。

一昨日は、自民党の年配議員(70歳以上か)二人がTVカメラ前で

茶番の喧嘩

を演技していました。
支持者へのパフォーマンスなんでしょうが、まったく(喧嘩の)真剣味を感じなかったのは友里だけではないでしょう。
その他、日本医師会やJA関連も一見強烈に反対しているように見えますが、すべて

出来レース

ではないか。
TVのコメンテーターは、

医師会のTPP反対は、減り続ける「診療報酬」を食い止める(上げる)裏取引の為のパフォーマンス

と言っておりました。
国民皆保険が崩壊すると主張しておりますが、実際は実を取っての

開業医の収入アップ

が狙いということでありましょう。

昨日の日比谷、JA系が大集会を開いておりましたが、動員された末端の人たちが可哀相。
彼らは本気でTPP参加を阻止できると思っているのでしょうか。

友里が推測するに、JA幹部とはとっくに話がついているはず。もしかするとJA幹部は個人的に政府から

官房機密費

を受け取っているかもしれない。
守る品種(除外品目)は

コメ、砂糖、乳製品、牛肉

が鉄板。これはとうの昔に決まっているはず。
逆に言いますと、これさえ守ればあとはどうなっても良いと考えているのではないか。
そうでなければこの時期に、小泉進次郎がわざわざ

南大東島(農地の大半がサトウキビ)を視察するはずがない

のであります。

TVや新聞など大マスコミ(マスゴミと揶揄する人がいますね)は

何々を守れるのか

とアフォな視聴者や読者に問いかけておりますが、友里が考えるに

どの業種(品種)を犠牲にしてアメリカに差し出すのか

を議論するべきではないか。
アメリカから守るものは大筋で決まっているはず。前述の農畜産物に加えて主なところを挙げると

再販制度、宅配制度堅持の新聞
一業種多社制(世界標準は一業種一社制)のメジャー広告代理店
建築業法を盾に新規参入を拒むゼネコンなど建築業界
グローバルスタンダードでないJIS規格に守られたインフラ業界

などなど。戦後からアメリカとの交渉ではすべて譲歩しまくっている日本。

地位協定さえ改善できない素晴らしい交渉力の日本が、TPP交渉でアメリカに勝てるわけがない

のはアフォや裏取引している大マスコミ以外なら誰でもわかること。
「世界の自分勝手」といわれるアメリカが、自国に有利にならない交渉をするはずがありません。

石油のドル決済をやめようとしたイラクに対し(この説は読者から教えてもらった)

大量破壊兵器がないのにあるとでっち上げてぶち壊したアメリカ

であります。
己の利益しか考えていないのは周知の事実。

つまり、前述の除外項目(品目)を認めても余りある儲けとなる、アメリカに差し出す犠牲項目(品目)があるということであります。
そうでなければアメリカが納得するはずがない。
そこで友里は声を大にして言いたい。

出来レースの反対運動など時間と金の無駄だ!
除外品目ではなく、アメリカに差し出す品目(業種)を開陳しろ
この時期の官房機密費の配布先を明らかにしろ

その職に就いている人、その業種で生計を立てている人にとって重要なことは

自分がTPPの犠牲になりたくない

ということ。

誰(どの業種)をアメリカに差し出すか

を議論することが最重要課題であると友里は考えるのです。

ここからは友里の私見となります。
友里がアメリカに差し出すべき(守るべきでない)と思う品目を農畜産物から1つ選ぶとしたら、それは

牛肉

であります。(繁殖農家と肥育農家の皆さん、ご免なさい)
A欠(この友里ブログを参照)させてサシの量を競い合うようになったワギュウー

脂まみれで肉の味がしない
脂まみれで肉の食感がない
カロリーが高い
それなのに高すぎる

とメリットなど1つもないと思える日本のワギュー。
アメリカの国家観が大嫌いな友里でありますが、

USDAプレミアビーフ

は大好きなだけに、TPPで牛を差し出しても友里はいっこうに構わないのであります。
でもこのアメリカ農務省(USDA)が格付けしている最高ランクのプライムビーフ、

実はサシの入りも最高(アメリカ基準)

なんですね。それでも日本のワギューとはまったく違う味わいに食感なのであります。

世界一のステーキハウスといわれるブルックリンのピーター・ルーガーのTボーンステーキは

2人前(日本人だと3人前くらい)でも8000円ほど

つまり食感がなく肉の味がしないワギューの1/5くらいの値付けではないか。
せっかくのTPP参加でありますから、

東京(関西も)のステーキがUSDAプライムビーフだらけ

になることを友里は望んでおります。