来年度の税制大綱が閣議決定されたようです。実質5%法人税が引き下げら、その分を個人納税に負担させるようです。
大企業だけではなく中小含めた全企業の7割は赤字で税金を支払っていない原状を考えると、財界(大企業だけ)の顔色をうかがうこの法人税減税、意味あるのでしょうか。
国際競争力とか研究開発力を高めるためとか言っていますが、支払う税金を免じるだけで国際競争力が上がるものなのか。
税金は原則「儲け(利益)」の中から支払うものです。キャッシュフロー的には、儲かっていたらいくら税金を支払っても減ることはありません。
支払う税金が高いとなぜ国際競争力がつかないのか
私にはその理論がまったくわかりません。
何となく税金が高いと商品が高くなるのかな、と純粋無垢な国民は納得するのでしょうが、へそ曲がりの友里征耶にはこんな詭弁は通用しません。
財界は己の努力の怠りを、税金の高さに責任転嫁しているのではないか。
私の裏読みを披露させていただくと、
税率の減少→内部留保の増大(増配含む)→役員(特に社長)の報酬高額化
が狙いではないかと。
内部留保や配当を増やすことにより、自分の報酬額を億単位で上げても、株主は文句を言わないだろうとの大企業のシャチョーたちの浅知恵だと私は考えるのです。
数年前、かなりの相続税を支払ってスッカラ菅になった友里、そう遠くない将来順調ならまた相続税が発生するだけに、相続税率のアップは正直非常に脅威であります。
大企業のサラリーマン・シャチョーは、高額報酬(高額退職金も)を貰い逃げして引退できますが、中小のオーナー社長(家業を代々継いでいる人。ただし医療法人など実質相続が簡単な法人は除く)は会社を畳まないかぎり引退できず逃げ切れません。
相続税率のアップとは別に、昔から言われている
事業継承への税法的な便宜
を並列して考えるのが筋ではないかと私は考えます。
政治屋が無税で子供に事業継承できるからといって、日本を支える中小企業を見捨てる歴代の政治屋の思考に多いに不満であります。
さて昨日、接待で銀座の店へ向かったのですが、時間が余ったので久々の
交詢ビル ウオッチング
をしてきました。そこで驚くべき情報を得てしまったのです。なんとあの
ヒロソフィーが交詢ビルに移転
であります。
この12月19日(日)のニューオープンと大きな張り紙が貼ってあったのです。
数年まえ、世間を騒がせた山田ヒロ氏が麻生十番に奇っ怪な料理を出す店をオープンしたのは昨年のこと。最近はランチ営業を始めるなど集客に苦戦していたはずなのですが、そんな状態でなぜ
閑古鳥の巣窟
と言われている交詢ビルへの移転を敢行してしまったのか。麻布十番店を残して交詢ビルへ支店を出したとは、この景気では考えられません。交詢ビルにあった張り紙には、山田ヒロ氏が
自らオープンカウンター越しに腕を振るいます
とありますし。
移転場所はあの「たらふくまんま」跡、4階へ上がって確認したのですが、外観は「たらふくまんま」と何ら変わったところが見られません。内装だけをリニューアルしたのでしょうか。
見た目には、
数日後にオープンする店の外観とは思えない
のであります。
お近くへ行かれた際は、ぜひ自らの目で確認して見て下さい。
フィロソフィーの友里評価はこちらをご覧下さい。骨壺のような器や蟻が這う模様の皿を出すなど、まともな客には疑問のサービス(料理もダメ)のヒロソフィー、とても閑古鳥の巣窟「交詢ビル」へ移転するほどの
余裕
あるとは思えないのですが、この蛮行、もとい決断の結果は来年早々には出てしまうことでしょう。