本日は友里十八番の閉店情報であります。
この手のネタに飢えているとの読者のご配慮なのか、友里ツイッター(https://twitter.com/TomosatoYuya)で教えられたのが、なんとロンドンで3つ星の東京分店
ゴードン・ラムゼイの閉店情報
であります。HPではこの5月末をもって閉店との開示がありました。
http://gordonramsay.jp/news_detail.html#best_of_gr_jp/direct
同じ外資系ホテルでも埋没気味だったコンラッド東京。
その地に出店した不幸もあるでしょうが、もともとこの店の営業方針が日本人を嘗めきっていたのが、集客不振の原因ではないか。
ホテルのメインダイニングなのにいつの間にか日曜や月曜を閉店にしてしまった時点で、友里はこの店の未来がないと思っていたのですが・・・
この店、ワインの値付けが無茶苦茶高かったんですね。オープン当初に訪問した友里、思わず仰け反って驚いてしまったのですが、店側の高飛車な反応に二度と訪問することはなかった。
まずは邱永漢さんサイト時代のコラムをご覧ください。
http://tomosato.net/kako/cs744.html
http://tomosato.net/kako/cs776.html
上記文中で「役不足」という言葉の誤用に気がつきました。正確には「荷が重い」などでしょうか。
当時流通価格(ラムゼイの地元ロンドンへ問い合わせした価格)でも50万円前後だった89年のロマコンを「225万円で値付けるのは高過ぎ」との指摘に
これは流通価格で高くはない
と開き直った支配人。
この時点でこの店はアウトでありましょう。世間相場を日本人は知らないと嘗めきていた証左であります。
場所的にもイマイチな汐留だということもあって集客は苦しかったのでしょう。
ホテルのメインダイニングなのに、営業日を限定するなど迷走状態になったので、いつかは来ると思っていた日本撤退。
8年も持ったのが不思議
と言ってしまえばそれまでですが、わずか半年でロンドンから撤退した
菊乃井の村田大将(明日のブログをお楽しみに)
よりは検討したぞ、との言葉を最後に贈りたいと思います。