【自慢】 グルメの嘘 増刷決定 【宣伝】

昨夕に新潮社の編集者から携帯に連絡が入りました。発信者を確認して電話に出る前にある程度の予感がしたのですが、やはり「増刷決定」の通知でありました。
発売から1週間経たずの増刷決定ですので素直に嬉しかったですが、昨年の「ガチミシュラン」(講談社)も実は第二刷の決定は早かったのです。しかし景気の問題もあったのか、単に著者の力不足なだけだったのかその後失速。「モウラ」部門も消滅してしまいましたから、第三刷の可能性はほとんどなくなってしまったかもしれません。

?「増刷だ」、「また増刷しました」、と喜んでいる「さとなお」さんなど副業ライターや関谷江里さんのようなヨイショライターが多いですが(この友里も仲間入りです)、問題は初版数と増刷の際の刷数です。
単行本の場合、初版が3000冊というのも珍しくないでしょう。多くて5000冊、よほどの作家でない限り何万冊というのはリスクがかなりあるようです。
何しろすべての出版本の「平均冊数」が3000前後と聞いたくらいですから。かくいう私も最初の「シェフ・板長を斬る 悪口雑言集」の初版数は3000冊でした。

新書はその形態(すぐ読み切れて雑誌並の価格)から単行本とは違い、初版数は多いはず。普通で1万冊前後ではないでしょうか。
実際今月発売の「新潮新書」、別格の「日本辺境論」(内田樹 著)はかなり初版数が多いようですが、あとの3冊(グルメの嘘含む)は似たり寄ったりのはずです。増刷といってもこの時代リスクは最小限にとどめるでしょうから、1回の刷り数はせいぜい数千冊。「第何刷まで行きましたー!」と言っても、初版の倍チョイ、3倍の数にはなかなかならないと考えます。

?とはいえ経験の少ない友里にとって「増刷」は素直に嬉しい。
「グルメの嘘」を含めてこの6年で5冊の本を出版させていただきましたが、正直「話題になるかな、売れるかな?」とちょっと自信があったのは最初の「シェフ板」黒本と今回の「グルメの嘘」だけ。あとは心配でありました。(グラフ社さま 講談社さま 申し訳ありません)
特に組んだ相手が悪かった共著本「グルメバトル」、執筆中は気合いが入っていたのですが、J.C.オカザワの担当する部分を読んで「これは初版印税もらい逃げになる」と悟ったものです。
「もらい逃げ」が得意技のオカザワと組んだのですから当然の結果だと言われればそれまでですけど。

?予約が取れない、連日満席だ、と言われれば何としてもその店へ行きたくなるのが人情。閑古鳥の店へ行こうとするのはミシュラン調査員とこの友里くらいでありましょう。
「増刷しました」、「売れています」とマイナーな著者(含む友里)が己のブログなどで大騒ぎする様は、このレストランの「煽り」と同じ原理であります。
「そんなに売れているのか」、「グルメの嘘って面白いのか」と感じられた「純粋な読者」の皆様、ご購入が未だでしたらどうぞ書店、もしくはネットでお買い上げいただければ幸いです。自分で言うのも何ですが、ホント面白いと思います。

本日は全編「自己宣伝」のブログで失礼しました。