昨晩は数寄屋橋近くの店を予約しておりまして、ちょっと時間があったので再び銀ブラ(笑い)をしてしまいました。今回の「トモ散歩」で思い知ったのは
不景気の深刻さ
であります。飲食店ばかりではありませんが、結構店がなくなっているんですね。テナント看板で空白が目立つビルがかなりありましたし、全館撤退という悲惨なビルもありました。当初から客入りが悪かった
銀座ドン・キホーテ ブランド館
なんと、丸ごとなくなっておりました。
新橋地区はサラリーマンを筆頭に人出が多いと思っていたのですが、「キムラヤ」を引き取ったあのヤマダ電機でさえ集客が芳しくない様子。有楽町のビックカメラが盛況であるだけに、新橋だけなぜ大型安売り店が苦戦するのか、不思議であります。
また昔何回か通った店の閉店にも驚きました。永谷園が経営していた天麩羅屋
銀座天○(てんまる)
?が昨秋に閉店。20年前になるでしょうか、当時は?
天一に追いつけ追い越せ
とのキャッチでオープンした天○。その割には、割引券を発行し、客単価も数千円とまったく「天一」とかけ離れた経営をしておりました。縁あって何回かその割引券を握って訪問したことがあるのですが、オープン当初は行列が出来ていたと記憶しております。不景気で廉価の店も厳しいのか。
閉店とは逆に新規オープンの店もありました。数年前の年末だったでしょうか。北海道でシャンパンと言われてフランチャコルタのボトルを出してきた
すし善
今春カレッタ汐留店を閉めて銀座へ移転したと聞いておりましたが、資生堂関連のビル地下であることを発見。大箱店から20席あまりのカウンターだけの店になってしまったようです。
札幌では天下無敵の高額人気チェーン寿司店のようですが、友里征耶の定説通り
再開発ビルの不利さ
を悟っていただいたのではないかと考えます。
そしてイントロの最後は宣伝です。
拙著「絶品レストラン」(鉄人社)の増刷分(二刷り)が先週出来上がってきました。ご指摘を受けたところは出来る限り訂正したつもりですが、間に合わなかったところは次回の増刷時(希望)に反映させていただきます。
昨晩の銀ブラで最後に行ったのは銀座コアビルのブックファースト。「絶品レストラン」の確認ですが、多く入荷していただいたようで、20冊ほどが2列で平積みになっておりました。あの子たちが半年後に返本されないことを祈るばかりであります。
さて、今朝の新聞2面(読売)で、酒飲みには頭にくる記事を発見しました。政府内で
復興財源に酒税増税案
なんと現政府は、所得税や法人税の増税だけではなく、この酒税や電波利用料まで上げるつもりだというのです。私が以前から疑問に思っていたのがこの
酒税
であります。嗜好品であり比較的とりやすいからか江戸時代から狙い撃ちされていたお酒。
人の食生活に必須ではなく、過剰摂取は体に良くないので税金をかけるというのが酒税の基本なのかもしれませんが、私は声を大にして訴えたい。
食生活に必須ではなく同じく過剰摂取が体に良くない食べ物には
ケーキなどデザートもあるではないか
と。ケーキや和菓子など甘物は肥満や糖尿病の原因(遠因か)ではないかと。酒を飲まなくても平気な人が居るのとおなじく、デザートを必要としない人も存在するのです。
いやどちらかというと、酒飲みよりデザートを食べる人の方がはるかに多いのではないか。と言うことは酒税の増税より
デザート税
を制定する方が、復興財源の原資になると私は考えるのです。
私は再度声を大にして訴えたい。
酒税の増税よりデザートに課税しろ!