昨日のブログで取り上げた社会保険料の標準報酬額、読者の方から以下のような別の問題点の指摘もいただきました。
保険料算定のベースとなる標準報酬額は、通勤費だけではなく毎年4~6月の3ヶ月間に受けた給料(残業代含む)で決まるので、この時期だけ残業する人には不公平だ
思い出しました。最近は細かいところを見ていなかったので忘れていたのですが、確かに標準報酬額はこの3ヶ月の給料で決定されます。
ご指摘の通り、この「期はじめ」の3ヶ月しか残業しない部門があったとしたら、年平均の給与より高いランクに設定され、高い保険料を払い続ける可能性があることになります。手取りが減ってしまいます。
交通費と違って、これはちょっと不公平だと認定されたのでしょうか、昨年からこのレアなケースの場合、実態に合う算定が出来るようになったそうですが、
気付かず手続きをしなかったら従前通り
となってしまうとのことでありました。
もう1つイントロです。
友里掲示板への書き込み情報でして、裏はとれていないのですが
あの「鮨 嘉瑞(○ずい)」の京都オープンが11月にずれこんだ
とか。オープン情報の開示先(案内状)を慎重に選んでいるとかで、出禁の友里関連には情報が入りませんが、何かの事情でオープンが10月から遅れてしまったということでしょうか。
さて一昨日、昨日と扁桃腺炎でダウンした友里、WOWOWで録画したアメリカドラマ「24」を2日間にわけて観了(こんな言葉があるのか?)することができました。
わかっていたのですが、見始めると途中でやめられないストーリー展開でありまして、しかも最後に意外などんでん返しが用意されていてそこそこ面白かった。
内容について細かく評することは「タネ明かし」になってしまいますので避けますが、気付いた点といいますか根本的におかしい(設定)と思った点について述べてみます。
主人公のジャック・バウアーは、CTU(テロ対策ユニット 架空)に所属する中堅スタッフ。
正義感と愛国心の塊で、同僚の些細な不正をも見逃さず告発する最強のエージェントの設定でありますが、妻や娘を人質に取られると、ルールを無視して犯人と取引(大統領候補暗殺のため狙撃犯に武器を渡すなど要求にある程度従ってしまう)をしてしまうという、自分勝手な面が全面に目立つのであります。
妻や娘の命と引き替え(二人を守るために)に何人の同僚が死んだことか。その数、片手ではすみません。
真に正義感と愛国心の塊であるならば、妻と娘は非情と思われても見捨てて、取引せずに犯人撃滅だけに邁進するべきではないか。
妻と娘の命が大事だ
と声高に主張して勝手に犯人と取引するバウアー、そのくせ
小遣い稼ぎで収賄した同僚を刑務所に送り、その結果生活に困ったその妻を自殺に追いやっても平気
とはあまりに自分勝手であると考えます。
しかし妻と娘をあっさり見捨てて、即テログループを撲滅してしまったら
24時間もののTVドラマにならない
のですから仕方がないかもしれません。
また後にアメリカ合衆国大統領になるパーマー(彼こそ正義感があり潔癖でよい性格)も人が良すぎる。
バウアーに二度も命を助けられた
と彼に信頼厚いのですが、命を狙われた切っ掛けは、2回ともバウアーが犯人の要求をのんだ結果であるのです。
娘や妻の命がアメリカ国家より大事と考えたのか
厳戒態勢の朝食会へ狙撃銃を持ち込んで狙撃犯に手渡した
厳戒態勢のホテルでパーマーに、爆弾を仕込んだ携帯電話を手渡してしまった
という行為をしてしまっているのです。自分の行為で危険にさらして最後に助けたといっても、これっていわゆる「マッチポンプ」みたいなものではないか。手渡した携帯に爆弾が仕込んであったとは知らなかったようですが。
友里は人の良いパーマー大統領(シーズン1では大統領候補)に声を大にして言いたい。
バウアーが冷静で犯人の要求に従っていなければ、命の危険は発生しなかったんだぞ!
バウアーが妻や娘を何よりも第一と考えなければ、パーマーは狙撃銃や爆弾付き携帯の脅威さらされることはなかったのであります。
このようにある意味自己中のバウアーでありますが、娘や妻の自分勝手さも半端ではありません。捜査をジャマしたことはシーズン1だけでも数え切れないことでありましょう。
観ていて「うざい」というのでしょうか、TV画面へ乗り込んでいって彼女らを張り倒してやりたくなるのですが、結末で
シーズン2以降、妻は登場しなくなる
と知って友里、少しは冷静になったのであります。
普通のシーズンものドラマと違って、主人公に近い人が次々に殺されるスト-リー展開。
最後にわかる、真の内部通報者(裏切り者)の意外性などもありまして
人間不信が増大し、主人公&家族の自分勝手さに憤慨する
という、視聴者心理を巧みに利用したストーリーの「24」。
シーズン2は10/7にWOWOWで一気に放送予定であります。