「ミシュラン京都・大阪版」発売後に放映された「魔法のレストラン」という店紹介番組?で、「ミシュラン☆付 全35店」という特集がありました。東京在住でその番組を見られない友里へ、読者の方がわざわざ録画を送ってくれました。
全編突っ込みネタ満載の番組だったので、3回に分けてブログに友里視点で書かせていただきます。
ミシュラン掲載35店の他、非掲載の廉価な店も紹介されますが、この番組の主役は「菊乃井」の村田氏と「京都吉兆」の徳岡氏であります。出番(回数と時間)が突出しています。
両人ともミシュランが好きというか、3つ星とったことがよっぽど嬉しいのでしょう。嬉しさがこみ上げるとか、嬉しさを隠しきれず、といったレベルではないほど顔面が緩んでいました。
徳岡氏、TVでは「星の数は気にしていない」と言ったそばから、発表の前日に「3つ星シェフ」としてのコメントを考えているところが放映されたのですから笑っちゃいます。
発表当日、密着したTVクルーに星の数を伝える村田氏。本店が3つ星、東京店と露庵が2つ星であることを強調して、「セブンスターだ。煙が出るわな」とこれまた寒い冗談を言って喜びを思いっきり出していました。あくまで噂でありますが、この星数を伝えるシーン、あらかじめ「3つ」と「2つ」の両バージョンを収録していたとの話も漏れ聞きます。
スタジオに呼ばれた村田氏、お祝いのくす玉が割れた後、3つ星シェフになったことについて感想を聞かれ、「当然でしょう」との発言も楽しませてくれました。
「これだけ京都の連中にミシュランのエージェントのごとく根回ししたのだから、3つ星は当然だ」との意味と友里は解釈しました。
TVを通して視聴者が見ているというのに、大女将(実母)に向かって「お母さん、3つ星です」と報告する村田氏。その後も母息子で互いに褒め合っていましたから口あんぐりです。
よせばいいのに更に密着取材。村田氏の行きつけの店や料理の放映を見て、私はますます「菊乃井」グループへ行く気がなくなりました。
30年も通いつめて年中食べているという「中華のサカイ」という店で頬張る「焼き豚冷麺」(690円)、創作中華の「一之船入」で食べていた「フカヒレのうま煮御飯」(5500円)、そして本当に美味しそうに食べていた「かさぎ屋」での「ぜんざい」。
村田氏はもしかしたらMSGに寛容で、お酒を飲まない体質なのかと思ってしまうからです。
この手の料理を年中食べていて、京料理の出汁の見極めが出来るとしたら、村田氏は「鉄の舌」の持ち主と言えるでしょう。
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