友里掲示板、昨日取り上げた来栖けい氏についてはあまり盛り上がりがなかったようですが、先週6日の「野田岩」関連で「鰻」に関しては未だに書き込みが続いております。
日本人はそれほど「鰻」がお好きだと言うことでしょうか。
「なぜ野田岩だけをやり玉に挙げるのか。蒸し鰻はどこでもやっているではないか」と指摘を受けた友里。確かに関東では「蒸し」は一般的でありまして、フニャフニャの柔らかい蒸し焼き鰻はよく見られます。
でも「野田岩」のように、自称料理評論家の山本益博氏まで巻き込んで、「天然偽装」に見える客釣りキャッチをしている店は他にないんです。影響力大、しかし肝心の鰻は普通、経営者の性格におおいに疑問、ということで何回も取り上げているだけであります。
さて、その「野田岩」ネタで掲示板に面白い情報がありました。まずはご覧下さい。
http://www.yomiuri.co.jp/tabi/gourmet/fudoki/20050712tb01.htm
なんと「野田岩」(東麻布)の鰻は2時間も蒸しているというのです。
店に入って注文してから「蒲焼き」や「鰻重」がでてくるまでの時間はせいぜい20分くらいでしょうか。
このサイトの情報が正しいとするならば、「野田岩」は少なくとも1時間半以上前から「蒸し置き」をしている計算になります。
ほとんど注文されずオーダーする度に厨房へスタッフが確認に行く「天然鰻」、これも30分ほどで出てきてしまいます。2時間も待ちません。滅多に出ない高額天然鰻も2時間かけて「蒸し置き」しているのでしょうか。
歩留まりを考えたら非常にもったいない。もしかして日をまたいでしまっているのではないかといった疑問も出てきてしまいます。
以前「尾花」で天然の大鰻を食する機会がありました。目の前で生きた鰻を捌くところから見せてくれましたが、蒲焼きとして出てくるまで1時間ほどしかかからなかったと記憶しております。「野田岩」の天然鰻より何倍もある大鰻でも1時間ですから、「野田岩」レベルの大きさの鰻を2時間も蒸したら、脂と共に「旨み」もほとんど落ちてしまうのではないかと私は考えます。
読売新聞も、もっと検証精神をもって(知識や経験も)取材してもらいたいものです。店の口上の垂れ流しなら、そこらのヨイショライターや料理評論家と変わりがないではないですか。
友里掲示板
http://tomosato.net/bbs/