「豚組やきや」も閉店か?

またもや西麻布で閉店?した店を見つけました。トンカツの「豚組」、しゃぶしゃぶの「しゃぶ庵」、立ち飲みの「壌」を展開している株式会社グレイスの原点、「せいざん」改め「豚組やきや」に臨時休業の張り紙が貼られております。
要旨は、「設備の老朽化により店内に不具合が生じ営業を続けることが困難」となって突然6月16日よりしばらくの間休業するとのことであります。
休業期間は未定、つまり当分の間休業するようですが、これっていつものお約束のパターンに似ております。
私は「設備(空調など)の改装によりしばらく休業します」と再開時期を明記しない「自称一時閉店」が数ヶ月後にリニューアルして再開した例をみたことがありません。その後他の業態の店へ転換、もしくは譲渡してしまった店ならば、何軒も知っております。
本当に突然設備に不具合が生じたとしても、どのくらいで復旧できるかはプロの設備屋なら見当がつくものです。この「しばらくの休業」という言い回しが、あまりに不自然なのは誰でもわかることだと思います。
CEOブログなど情報公開に拘っている会社だと思っていたのですが、現時点(臨時休業から3日後)まで会社のHPでは「やきや」閉店のお知らせがありません。
http://www.grace.fm/
以前、中村社長から送られたメール公開を、「しばらく保留してくれ」との突然の要請でアップしなかったことがありましたが、何ヶ月も経過しているのに未だに「保留解除」や「メールの書き直しでの公開許可」の話がきません。
このことからも、「やきや」の「しばらく休業」は「ずっと休業」ではないかと思ってしまいます。
居酒屋だった「せいざん」の時は結構客が入っていたと思うのですが、「やきや」にしてから苦戦していたのでしょうか。
「溶岩プレート焼き」「豚肉のユッケ」、「ネパールカレー」と次々新メニューを発表していた様は、冷静に見れば集客対策だとも見て取れてしまいます。
中村氏はもともと「居酒屋経営」が好きではなかったようですから、単なる「撤退」なのかもしれませんが、あまりに突然の決断であると考えます。何か他に深い事情があったのでしょうか。
売り上げは、2億6000万円から2008年度は倍近い4億3000万円を予定していたはずで、この休業で業績見込みに変更がないのか。
中村社長にはぜひ、真実を公開してもらいたいものです。